墓穴
座右の銘
『我が道を行く』

2003年08月15日(金) 15日(連休7日目)

寝ぼけ眼でもしっかり朝飯は取る俺ら。
親父らに無事山荘を引き継いで、今日向かうは焼き物の里、「立ち杭」
いやー、一番立ち杭に近い白猿が、この里の事知りませんでした☆ いや、だってね?ほら(何の言い訳)

空模様は、前日の雨は上がり、今日はギリギリ晴れ。雲はあるものの、結構強い風に吹き飛ばされている。そんな天気を見上げ、途中で寄ったコンビニで優青ちゃんがにっこり笑ってこう言った。

「ひめちゃん(白猿のあだ名)がニュートラルだってのが、よーく判ったよ(笑)」
「ほえ? なんの事?」
「昨日はハラダの『雨』で今日は私の『晴』。ね?(笑)」
「(なんとなくつまんないらしい)ちがうもん。風は俺のだもん。俺が出かける時は風吹くんだもん」
「(面白そうに)そう? 私の時も結構風吹くよ? こう、びゅうびゅうと私に向かって」
「違うもん!」
「どう違うの?(笑)」
「風は……風は俺から吹いてるんだっ!!!」
「(ハラダ氏も話に参加)なに? ひめから風吹いてるの?(笑)」
「そうっ! こう、俺からビュウビュウとねっ!!!(胸を張って腕組み)」
「ぶわはっはっはっは!(ハ&優)」

今思えば、何そんなにムキになって主張してんだか(赤面)
や、でも、風は俺から吹いてるんだよ? ほんとだよ?(真顔で言う言う)

立ち杭に着いてまず最初に立ち杭の里何とか館ってのに行きました。
そこは、この里にある作品を全部集めてるらしいと聞いたので、そこで好みの窯をチョイスして回ろうという魂胆☆ だって、窯だけで一体何件あるんだよ…まわれないっつーの。
俺たちは出来れば焼き物も作りたかったから、ここは慎重に吟味せねばね。
窯によって焼きあがりは思いっきり違うんだから!(鼻息)

気合を篭めて入った建物の中では色んな窯で焼いた作品が陳列してありました。
ハラダ氏は白い焼き肌に素敵な絵柄が描かれた窯がお気に入り。俺も見たけど、絵つきの焼き物では最高ランクに可愛い! 俺も思わず湯飲みに手が伸びそうになりましたがな! シンプルで飽きのこない絵はちょっと憧れですね! 特にウサギとキャラバンの絵がラブリーでござんした。
しかし! しかしです! 我々の目的は自らの手で作り出す事を目的としたいのですっ! 絵付けではこの創作意欲が燻ってしまうっ…! 本音は綺麗に絵付けできる自信ゼロっだからなんて内緒っ!!(内緒になってない)

そんな中、俺と優青ちゃんはとある窯で焼かれたコーナーに釘付け☆

岩をくりぬいたようなぐい呑みにラブっ……!!!

本気でお金が無かったので泣く泣く諦めましたが、その窯では創作体験ができるとな!
師匠の背中を優青ちゃんとグイグイ押して、行きました! その窯にっ!

って、立ち杭の中でもいっちばーん外れにあるでやんの…(笑)
いや、ぜっんぜんいいんだけどさ、車だし。(しかも運転は師匠だし←鬼)だけど、あのなんちゃらの里に行ってなかったら見つけられなかったよ。あー、よかった。行っといて(笑)
そこでは、電動轆轤を回すのと、手捏ねと両方ありましたが(値段もいっしょv)初心者なんで手捏ねにいたしました。
窯元のおっちゃんは轆轤の方が好きらしく、えー?手捏ねー?と口を尖らせておりました。(笑)
轆轤の方だと泥遊びみたいで楽しいそうです。つか、餓鬼か。おっちゃん(笑)←誉め言葉

ま、初心者の俺らにしたら手捏ねだろーが、轆轤だろーが、どっちも泥遊び☆
ハラダ氏はお香立てを、優青ちゃんは小鉢を、そして白猿は念願のぐい呑みを!

しかし問題発生!

白猿の土が見る見る内に乾いてひび割れが……!!!

原因は白猿のお子様並に高い体温の掌にありました。(滝涙)
えぇ、えぇ、そうですとも。
昔から工作の時間、紙粘土とかでモノを作る時、体温の所為で水分が蒸発しちゃって形ができる前にボロボロと崩れていったあの苦ショッパイ思ひ出の数々……!!!
ここでも、同じ苦しみを味わうのか……!!!

と、おもったら。

窯元のおじさんが、俺用にも少し柔らかい水分が多い土をくれました。
ありがとうっ!!! ありがとうっ!!!(手をとって)

そんなこんなでペッタラペッタラ。泥をこねくるわたくし達。
おっちゃんに、君らはどういう関係?と聞かれて元同僚〜♪と答えたら、変わってると言われた。何故?しかも、前日雨の大江山やカレイの一夜干や、出石の蕎麦とかの話をしたら更に変わってると言われた。何故に????

最初に出来上がったのは白猿。
コンセプトは転がりそうなぐい呑み。おっちゃんに「飲みにくいで?」と言われてもノープロブレム! 己の趣味に生きれば不便さなんて当たり前なのよ! 本当はもっとごてっとした、野球ボールサイズのゴツゴツしたまーるい岩石のような(それこそ、ほにゃららの里で見たおっちゃん作のぐい呑みのような)奴にしたかったのですが、そこまでゴツゴツを表現出来たかが謎。うーむ。
試行錯誤の3つを仕上げて、(それ以上触ったら、また土が乾きそうだったしね 涙)終了。
優青ちゃんもやっぱり3つの小鉢。基本は四角かな? 縁の部分が波打ってるような感じで、煮物とかを乗せたら旨そうだった(涎) 最後の一つはやや小ぶりで、そこには大根おろしにジャコとポン酢をあえて…(涎再び)
ハラダ氏は、お香立てという鉢の変形のようなものだったので、作るのにちょっと苦労したっぽい。
そこそこに深くて、口はひらひら〜♪ 一緒に、蝶々のお香立ての置物を作って完成!
焼いたら縮むと言っていたが、どんな風になるのか物凄く楽しみである。
ただ、一番複雑な形のハラダ氏、ちょっと不安げに

「割れないかなぁ…ちょっとひび割れあるし」
「大丈夫。絶対割れない」

おっちゃんの太鼓判がポン。

「あっ、あっ! 私のぐい呑みは? ぐい呑みは?」
「ぜーったい大丈夫」
「転がしても?」
「転がしても」

いえいっ! やったぜっ!(笑)
続いて焼くときにつける上薬を選ぶ。
おっちゃんがコレまで作ってきた作品を見て、これ。と指差すのだが。

「あたしこれがいーvvv」

と、白猿が惚れて指差したのは、土に直接炎で紋様を描いたような赤茶色の肌。

「あー。それは無理だ。それ、登り窯だからね」

ちっ残念。しかし、自分の目は結構確かなのだと満足しながら、よく似た色合いが出る鉄色の上薬と、真っ黒な信楽焼き見たいな上薬をチョイス。
師匠は緑の、優青ちゃんは、えと、どんなんだったっけ??(苦笑)
ともかく、薬を決めて、あとは自分の作った作品に目印をつけるために、おじさんの奥さんが私達に一枚の紙を渡してきた。
字を書くのはもう少し乾いてからだから、俺らの変わりにおじさんが書いてくれるというのだが…

「えっと、えっと、私の本名は『ぴーずぎゃぎゃー』なんですが、できれば裏には『白』と書いていただきたい。んですけど…」
「はく?」
「あ、私は『誠』で…」
「私は、『優青』で…」
「?????」

首をかしげまくるおばさんおじさん。そりゃ当然だわな(苦笑)
上手い言い訳が見つからずあわあわしていたら、ハラダ氏が一言

「これ、私たちの雅号なんです」

がごう? って何??

「あぁ! 雅号なの」
「私達美大卒なんで」

俺美大卒ちゃうねんけんど〜(苦笑)
でも、話の流れでペンネームと同類と思ったので一応口を閉ざしとく。つか、俺は「雅号」は「画号」だと思ってたよ(笑)←今辞書で調べた。
確かに焼き物も立派な芸術科。おばさん、おじさんも思いっきり納得といった表情である。
帰りの車の中でハラダ氏に聞いたところ、多分おじさんたちの納得は、「変な女の子達だとはおもったが、美大卒なら納得」という意味合いも含まれているのだろうとの事。
た、確かに芸術肌の人は面白愉快な人が多いのは認めますがね? 俺も含まれるのん?(無駄な足掻き)
焼きあがりは一ヶ月後と聞いて、次は轆轤に挑戦と胸に誓いつつ、窯を後に。
次は、俺好みのまたまたまぁるい徳利作るんだぁ♪ 俺は大きなぐい呑み小さな徳利が好みなのじゃー!はっはっは!
ハラダ氏が目をつけていた、可愛い絵付け焼きの窯に行ったら、目当てのウサギさん居らず。
も一度ほにゃららの里に行ったら、午前中にはあったウサギさんは売り切れで傷心のハラダ氏。
ああいうのって、数少ないもんねーホタホタ。でも、やっぱり同じ窯で焼かれたものはツボなものが多くてラブ。俺とハラダ氏は仕様が不明の小さな蝶々の絵が入った入れ物にかーなーり心惹かれました。金無いっつーのに!!(号泣)しかし、そんな俺がカードでローン組んでもいいっ!とまで心引かれたものがっ!!
それは店の隅に飾られたランプ。下が登り窯で焼いた徳利。しかも俺の超好みの色艶形!! それに品のいい和紙の傘が取り付けられたランプに俺の心はホールインワン☆
思わず店の人に聞いたものの、それは店の常連さんが作ってくれた手作りとの事。それじゃー泣く泣く諦めるしかないよねーほたほたほた。
そんな傷心の俺を慰めてくれるかのように、他の作品もかーなーり可愛くて。
金魚の絵柄の鉢とか、桜の絵柄の徳利とか、いや正直かなりふらふら〜と手が伸びそうになったんですが、そこまで来ても手にする事が出来ない俺の財布事情…(号泣)
最後の方は拷問みたく感じたので、作品からあえて目をそらして車の中でハラダ氏の買い物を待ってました(苦笑)

これで旅行は終わりのはずでしたが、俺んちが誰も居ないというので、ハラダ氏達がそのまま泊まりに来てくれる事になりました。感謝。何故なら家に一人というのは結構こわ…(がたがた)
でも、流石の2日に渡る強行軍で、夜は結構早くに就寝。
そだそだ。寝る前に師匠にロックマンX7を見せたんですが、思った以上にアクセルが可愛いといってくれてホっ☆
いや、だって、今回エックスちゃんが条件クリアしないと使えないから、エックス狂な師匠は大丈夫だろうかなんて考えてましたがな(笑)
しかし、笑ったのが第三者から見た俺と師匠のプレイスタイルの違いっすか。
師匠はさっきも言ったように、エックスラブのエックス狂。そして、俺はゼロラブのゼロ狂。そんな二人がプレイすると、使うキャラクターの動きまでが全然違う。
最初に俺は自分のデータでエックスとゼロを使ってEDを見せたんですがね。その後ハラダ氏はニューゲームでプレイを始めたんですよ。
最初の内は使えるプレイヤーが決まっていましてね、最初はアクセル、次はゼロ。その二人でOPステージをクリアして初めてノーマルステージに行けるってな寸法なんですが、そのハラダ氏が操るゼロを見て優青ちゃんがぼそり。

「なんか、ひめちゃんのゼロと動きが違うね…」

ここで誤解無きよう言っておきましょう。
X7はキャラが3Dになったりとかなりシステムが変化しておりましてね? ハラダ氏ずーっと忙しくてバタバタしてたから6以降ED見てなかったりしててね? それにキャラ選択できる場所では俺はゼロばっか、師匠はXばっか使ってたからでね? ね? ね?
慣れがモノを言うロックマンシリーズにおいて、仕方ない事とは言っても、俺のロックマンシリーズ(主にX)の『師匠』といたしましてはいたくブレークンハートで…

「ちがうもーちがうもーゼロが重いんだもーみーみーみー」

ほたほたほたと泣く師匠に、わかっていても放って置けないのがゼロ狂の恐ろしい所。

「ゼロは重たくなんかないやー! この世で最も美しく舞う武神なんだぞー!(←本当にゲーム中でそういわれていたのだ!) 二段ジャンプもできるんだぞー!(性格はともかく)華麗なんだぞー!」
「でも重いもーっ、エックスちゃんよりもでかいもー」
「うっ(ぐさり☆)そ、そりゃエックスちゃんよりもデカいけど、でも機動力は上だもー」
「うっ(ぐさり☆)た、確かにエックスちゃんは足遅いけど……でも、ゼロ重いんだもー!」

何駄々ッ子二人で言い合っているのやら(一人は自分だろうに)
ちなみに、それぞれ好きなキャラとプレイヤーの性質も大きく含まれている要因になっている。
何でも一度頭で組み立ててから行動するハラダ氏は、派手な動きや機動力こそないものの、慎重派で遠距離攻撃が得意なエックスタイプが。
本能のまま敵陣に突っ込んで、こっちが食らうダメージなんて無視しまくって相手の懐にもぐりこんで撃退する接近戦が得意なゼロは、まんま考えずに行動する俺のタイプ。

ちなみに、優青ちゃんも俺タイプで、ガショガショゼロを華麗に操り、ハラダ氏が更に拗ねた事は言うまでもない(鬼か)


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白猿