雑感
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2001年08月23日(木) ペール・ギュント

午後から、頭の中にグリーグの「ペール・ギュント」の組曲が
うつらうつら流れている。出だしの音が繰り返し鳴って、7,8年
前にブルグ劇場でみたイプセンの芝居「ペール・ギュント」を思い
だした。若いペール・ギュントは冒険心に富み、病弱な母親を残し
故郷の村を着の身着のまま去り、長い長い人生を外国を転々とし
破天荒な人生を送ったが、最後から手で故郷に舞い戻って生を終える。
上演時間が4,5時間かかる長大なドラマだけど飽きることがなく
最後まで見た。途中、グリーグ作曲の組曲がそこかしこに奏でられ
(残念ながら録音)音楽とドラマが相和したすてきな世界にひたる
ことができた。

ペール・ギュントが探し求めていたのは、自分の生き方、それは
安定したものではなくて、その時々で熱中できる瞬間に喜びを
見出すものだったのではないかな。旅の途中、愛情や財宝を
何度も得たり失ったりしても、意に介さずさらに冒険を求めていく
姿勢に一生懸命生きることの大切さを教えられたように思う。


Aqu |MAIL

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