雑感
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2001年08月26日(日) |
ヤウゼの時間・ケーキとメランジェの至福 |
「もしもあなたが旧市街にいて、おいしいケーキとコーヒーを楽しみ たいと思うなら、年配のオーストリア人マダムが二人歩いている あとをついていきなさい。きっと、10分後すてきなカフェに座って いることでしょう。」 当たってると思う。ヤウゼ(おやつ)の時間は、イギリスのアフター ヌーンティのように確立されているわけではないけれど、コンディトライ (洋菓子店とカフェを兼業している)でメランジュ(コーヒーに泡だった ミルクがのっている)とケーキを食べる人は多い。
旧市街の1区には、かつての王室御用達のコンディトライが威風堂々と 店を構えている。デーメル、ハイナー、オーバーラー、ゲルストナー 、ザッハーとケーキ好きなら一見の価値はある。かつてのハプスブルク 帝国の威光で、ウィーンにはありとあらゆる食の文化が流れ込んだのだ ろう。ものの本によればケーキの種類は1000以上もあるという。
あるケーキ好きの日本人夫婦がウィーンにやってきて、ケーキ屋巡りを したいからと言われたのでいくつかのコンディトライを紹介したら、 朝食を抜いて、一日に3軒回ることができて御礼のことばをいただいた ことがある。
食に関してはフランス料理にぐっと差をつけられているけれど、甘いも のでは、ウィーンのお菓子はいい勝負をしていると思う。
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