雑感
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滞在地の文房具屋をふらりとのぞくと、水彩絵の具がところ狭しと陳列 されていた。ガラスケースの中に厳重にしまいこまれている携帯用の 固形絵の具に目がくぎ付けになった。8色、12色、16色、24色と プロがもつようなケースにおさまっている。値段も相当なもので、今まで 買う勇気が出なかったが、旅先と見えて気がついたときには、16色の ウィンザー&ニュートン社の水彩絵の具の紙袋をにぎっていた。
こういう発色のあざやかな色でひと筆さっと塗れば、自分の技術の なさがごまかせる。以前、ターナーの作品をイギリスで見たことがある が、作品とともに陳列された、ぼろぼろになった携帯用の水彩ケースが 印象に残っている。あの、光の洪水のような油絵や水彩画の100分の1 (ぜいたくか)でも近づけたらと思う。
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