雑感
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2001年10月01日(月) |
住みにくくなる世の中 |
9月のテロ事件以来、欧州各国の安全対策も個人を国家の管理におく ことを目的として、だんだん締め付けがきつくなっていくようだ。 英国では国民に身分証明書の携帯を義務付ける法案が検討されている と聞く。オーストリアでも国民や外国人に指紋押捺の義務を法制化 しようとする動きが出てきた。米で起こった大規模のテロ事件を計画 できるグループなら、こういう措置をとっても引っかかりはしないだろう。 結局は、アラブ系や、イスラム教徒、一般外国人を締め付けること になるのは目に見えている。そのうちに、一般外国人の通信媒体から 得られる情報や口座情報はガラス張りにされることは有りうる。
もうすぐにもアメリカはアフガンを攻撃すると言われている。 泥沼の戦争に踏みこんで何を得ようとするのだろう。タリバン政権は 遅かれ早かれ壊滅するかもしれないが、イスラム原理主義の教えを 利用した硬直した原理主義者のジハード(聖戦)という訴えは 世界中に確実に受け継がれるだろう。一般のイスラム教徒でも、 各国の政府が締め付け、事実上の迫害をすれば、恐ろしい宗教戦争 へ発展する可能性は十分ある。 欧州にミサイルが飛んでくることはないけれど、人ごみに自爆テロや 化学兵器散布をすることは考えられるだろう。 だんだんと世界は住みにくくなる。今の自分にできることってあるだ ろうか。
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