雑感
DiaryINDEX|past|will
2001年10月16日(火) |
独身カルチャーとカップルカルチャー |
週末、一人でザルツブルグまで小旅行に出かけた。ホテルはシングルを 予約したが通された部屋はツインだった。ヨーロッパではさして珍しい ことではなく、観光地ではシングルベットの部屋を見つける方がむずか しい。 夜もホテルが自慢する階下のレストランで食事を取ったが、料理と料理 を待つ間に、ここは確かにカップルが一つの単位として成り立っている 国だなあと思った。一人でまともなレストランで食事をするのは目立つ。 会話が料理に花を添えるのが当然と思われている国では、一人のときは、 ファーストフードかカフェで食事をする人が多い。
今の長野県知事が作家の頃書いていたが、日本はバッチェラー(独身) 文化の国、欧州(米も?)はカップルカルチャーの国というのをひし ひしと感じる。ひとり生活を応援する24時間ビジネス(コンビニや 外食産業)は日本では当たり前だけど、欧州では大都会の駅や空港で ないとお目にかからない。
社交というのを取り上げても、欧州は人を招待するのに必ず夫婦か 恋人同伴が前提で、ビジネスがらみの招待状にも同伴者の有無が 必ず訊ねられる。(夜のお呼ばれは子供は問題外) 仕事柄、年に何回かは招待状が来るけれど、同伴者がいない場合が 多いので、断ることがほとんどである。 日本だと、ビジネスでも友人同士でも、一人で出席してもさしつかえ ないような、いや、それが当たり前のような気がするけどどうなのか しら。一人で行動することが多いので、カップル文化の国にすんでいる と肩身の狭い思いをすることがある。
|