雑感
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2001年11月16日(金) |
不便と便利に挟まれて |
冬が近づいて暖房を入れようとするときまって故障する。
毎年恒例のことだけど、自分で直せないので修理を頼むことになる。 定期的に故障するよう調節されてるみたいだと勘ぐりたくなる。 修理にすぐに来てもらえるわけでなく、数日待たされて、来てもらって も、時間指定などできるはずもない。朝の7時から12時までの間に 伺います!と言われ、仕事にもいけない。典型的なヨーロッパ♪ 料金は邦貨で2万円くらい!ワーキングクラスの我が家には手痛い 出費。
以前、実家でトイレの水が流れなくなり、修理屋に来てもらったのだ が、夕方6時の約束でどんぴしゃりとやってきたのには驚いた。すぐに 直してくれて料金も3千円ほど。欧州のんびりぼったくり方式に慣れて いると日本の修理屋が神様に思えてくる。
オーストリアで何かを修理してもらうのはものすごくお金がかかるので 誰も彼もが必然的に小さな故障は自分で修繕するようになる。学校で 技術家庭のプログラムがあるわけでないが、ビデオや説明書を読んで いるうちに一通りの内装や家電の修理ができるようになるのは立派。
人は不便の中においてのみ、いろんなことを習うのだと強がりを言って おくことにしよう。でも、3千円くらいで修理に来てくれるのはやっぱり いい。うらやましい。
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