雑感
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2002年01月21日(月) 春のかおり

さして歓迎したくもない通知を取りに、郵便局から帰る道すがら、
花屋の前を通った。今日は快晴で、気温も10度くらい。

フリージアやチューリップの赤や、黄色、ピンクが目に飛び込んでくる。
同時にやわらかな香りが鼻腔をおおった。ぼんやりと歩いていたせいか、
香りの方が先に飛び込んできたみたい。
鮮やかな球根の緑が、すくっと1本天を向いて、突き上げるように
立っている。どんどん伸びて、色鮮やかな花になるのも、あと少し。
チューリップを飾ったのは、いつが最後だったか思い出そうとしてみた。

あと、何回かは寒くなるかもしれないが、春は確実にやってきている気配
がある。楽しくても、そうでなくても、誰にも春は訪れる。

遠い遠い昔、大阪城公園で梅林にいたときのこと、梅の蕾がふっくらと
していた風景や、桜が風に乗っていくのを見た。薄ピンクの思い出を
心に描きながら、歩みを進めていく。いつしか、手にした裁判所の通知も
重さを失っていった。


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