雑感
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2002年01月29日(火) 走りたくて

去年の今時分は、病院の15階の窓からウィーンの森の小高い丘を
眺めていた。翌日のオペのために、胃腸を空っぽにすべく下剤と絶食で
一日をじっと過ごしていた。

術後10日間の入院のために持ちこんだ本は、雑誌ランナーズ3冊と
ペーパーバック1冊、CDもたくさん持ってきたが、聴いたのはビートルズ
のナンバーとバッハだけだった。ランナーズは何回も暗記できるくらい
読んだ。

術後2週間は安静にしてたが、仕事に復帰すると同時に、ウォーキングを
開始。最初はよろよろと老人のようにしか歩けなかったが、週末ごとに
プラタージョギングロード8.6キロを歩いた。今から思えば、よくも
そんなことができたと思うし、今なら絶対にしないだろう。あのときは
とにかく早く回復したかった。そろそろマラソンにエントリーしようと
計画していたのに、手術で予定が大幅に狂ってしまいあせっていたのか
もしれない。走りたくて気ばかりせいていたのだろう。

幸い、5月のウィーンの10マイルは参加できて、記録も前年と変わらず
だったので、ほっとした。
今でも、心肺は相変わらず弱く、速く走れないけれど、ハーフなら制限
時間内で完走できる自信はついたと思っている。

3月にハーフ、5月にウィーン、9月にバッハウかベルリン、10月に
ザルツブルクとマラソンだけ考えていたら、私にもまだ予定というものが
あるのだなとほっとした。


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