雑感
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| 2002年02月10日(日) |
ヴァレンタイン−ところ変われば |
2月14日ば聖人のヴァレンタインの日。 今ごろ、日本のデパートのチョコレート特設売り場ではいろんな チョコレートが並べられて賑わっているのでしょう。
バブルの前に日本を脱出したせいか、義理チョコとか本命などという 言葉には出会わなかったので、2月14日のお祭り騒ぎに無駄な出費は せずにすんだようです。
ウィーンで日本人の男性が誰かからチョコレートもらえないかと心待ち にしても誰も贈ってくれないのです。そのことをオーストリア人に言えば 「あなたの方から奥さんや秘書に花束かチョコレートを贈るべきですよ。」 と言われるのがおちです。
由来に忠実になると、恋人達がカードや花束を交換する日、愛情の確認を する日、あるいはお世話になっている人に花束など贈る日となるそうです。 ちなみに、チョコレートがプレゼントの主役を射止めたのは日本だけのよう です。チョコレート業界のPRが効いたのでしょう。
欧州に限っていえば、3大プレゼントアイテムといえば、花束、チョコ レート、ワインがずっと定番です。食事の招待を受けたときに、お土産に 持っていくものは↑のどれかを選ぶとまず間違いがありません。
チョコレートというのは、プラリーネと呼ばれ、板チョコではなくて、 1個1個種類が違うもので、子どものおやつでは決してありません。 食事が終わって、ブランデーと一緒につまんでもおかしくない一品です。
ウィーンには、「猫の舌」という薄っぺらいチョコがあります。舌に のせるとすぐとろけてしまいます。ヴァレンタインには、デーメルの 「猫の舌」をボスがプレゼントしてくれないかしらと思うのですが、 日本人なので期待しないほうがいいのでしょう。
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