雑感
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テレビで、月曜日ケルンのカーニバル(Karneval)の行列を見た。 今年のテーマはどうやら総選挙が近いせいか、シュレーダー首相と シュトイバーバイエルン州首相の対決場面をあしらったものが多かった。
北ドイツでは、カーニバルと呼び、南ドイツやオーストリアでは ファッシング(Fasching)と呼ばれる。今日がカーニバルの日にあたり、 学校でも、職場でも、お店でも、人々が仮装して、笑って過ごす。 ものの本によると、無礼講の日で、昔はいろんな悪さをしてきたらしい。 動物をいじめる。知らない人に水鉄砲で水をかけたり、物を盗んだり 昔はひどいことをやっていた。今は、仮装が主体で、王子さまや王女さま に変装したり、ピエロの衣装を着たり、それぞれ楽しんでいる。 学芸会を公にやっているようなものである。
今日は、仮装した人が少なかった。不景気だし、それどころでは ないという感じもあるのだろう。
カーニバルはラテン語で、carnelevareから派生したらしい。カルネは 肉、レバ−レは取り除くの意味という。明日は「灰の水曜日」と呼ばれ 復活祭までは、肉断ちをするのが慣わし。敬虔なキリスト教徒でもない 限り、そんなことをする人はあまりいないけれど・・・ ファッシングは、辞書で語源は見つからなかったけれど、たぶん Fasten(断食)から派生しているはず。
いずれにせよ、今日のドンちゃん騒ぎが終われば、復活祭までは おとなしく過ごすことになる。今日は、17度。風にあおられたけれど、 復活祭よりも、一足早く春はやって来ているらしい。
窓辺においた、鉢植えのクロッカスがいち早く、春を察知して黄色の まばゆいばかりの色を出し惜しみせずに披露してくれた。
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