雑感
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「競走」を「共走」として頭の中に自然に捉えることが できるようになったのはジョギングがどうにかこうにか 自分のライフスタイルの一環として認識できるようになった 最近のことだと思う。
春穏やかな陽気から一転して凍てつくような寒さに逆戻り した土曜日。 プラターのジョギングコースであんにゃさんと待ち合わせをした。
グレーのジョギングスーツで手をこすって寒さをしのいでいた 若さあふれるあんにゃさんと一緒に片道4.3キロのコースを 走った。朝と昼の中間の空気はそのまま夜明けのようなきりりと した冷たさを保ち、走っていても手指に鋭く突き刺さる。
プラターではいつも一人で走っていたので、ほかの人とリズムを 合わせて走るとけっこう楽しいし、おしゃべりしながらだと時間 が過ぎるのも早く感じる。 周りの景色も普段とは違ってきらきらして見えるのが不思議だった。 空気も緑の木々も何もかも優しく感じられた。
いつもは一人で走っていながらも、見えない誰かと何かと競走して いたのかもしれない。ここでは、いつもタイムとの競争、自分自身と の競争と、のんびり走ることが少なかったから。
あっという間に復路8.6キロのジョギングが終わった。 マラソンまでにもう一度ゆっくり共走してみたい。
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