雑感
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月曜日。いつも通る花屋のショーウインドウ越しはフリージア が咲き乱れていた。山吹色やレモンイエローにほんのちょっぴり ホワイトの絵の具を混ぜた、ほっそりした姿のフリージアに 少し見とれていた。いつもはダッシュで自転車で通りすぎる のだが、今日は歩きだったので気がついたのだろう。
今朝もけっこうな冷え込みだったので、こんなに春らしい色 を見ると気分もなごむ。
午後、テレーザさんから電話があった。 去年まで、うちで働いてくれていた気持ちのやさしい人。 個人的な問題に触れるときも、遠慮がちな物腰だけど窮状を 訴えれば、とことん人肌脱いでくれる。 この人の声も軽やかで明るい春のような感じがする。とても いい人で仕事のやり方も有能なのだが、職場に恵まれない ようで、失業、転職を余儀なくされている。
「一度会いましょうよ。うちに来てください。」と私が言う。 「そうですね。息子も連れていってもいいですか。」 こんな会話をしているうちに、週末来てくれることになった。
黄色のフリージアの鉢植えを部屋に置いて、客人を待つことに しよう。
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