雑感
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| 2003年02月10日(月) |
ラーソンのカレンダー |
仕事帰り、ロードバイクの月刊誌が発売になっているのを 思い出して本屋へ立ち寄った。 お目当ての雑誌の横には、ツーリング専門誌。ドイツの 出版社だから、国内、せいぜい隣国のツーリング案内かと 思いきや、エジプト特集やキューバ特集、はては飛行機で 輪行するこつなども書いてある。 世界一旅行好きなドイツ人は自転車でも果てしなく遠く まで旅行するらしい。
奥のカレンダー売り場をのぞく。先月はまだバーゲン価格 ではなかったけれど、今日は50%と70%割引になって いたのでほっとした。家にはカレンダーがひとつしかなく、 きれいな絵や写真のカレンダーがほしかった。
キッチンに掛ける小さ目のカレンダーを物色していると カール・ラーソンのコレクションが目に付いた。 この画家の作品は以前から気になっていたけれど、画集は 一つも持っていない。 ちょうちん袖のワンピースに白いエプロン、年の離れた兄弟たち、 大家族の団欒風景、大きな台所、こういう世界に身を置いて みたいと思わせるようなモチーフが月を追うごとに飛び出して くる。
結局、ラーソンのカレンダーともう一つ水彩画のアブストラ クトを購入した。キッチンの壁に掛けるとカレンダーから ほのかな温みのようなものが立ち昇ってくるような気がした。
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