雑感
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自転車に乗れるくらい暖かい季節になると欧州各地で プロの自転車レースも始動する。 今日はパリーニースの自転車レースの最終日だった。 ドイツ語圏も日本のメディアでも自転車レースはマイナー なので話題にならない。 情報がほしくなると、フランス語やイタリア語のサイトを 見ないとわからない。 いきおい、辞書片手に即興で意味をとることになる。 語学の学習ではなく、宝捜しや、自転車のスペックを 調べていくような作業なので楽しい。
好奇心が強くなると、語学の勉強でさえ、楽しくやれそうだ。
自転車のニュースと平行して、イラク問題も各国のニュースを 読んでいるとおもしろい。
国連の安全保障委員会を混乱させてまでも、NATOを仲たがい させて、さらにEUをも分裂させそうな危機を引き起こしている 主役国の真の思惑って何なんでしょうね。 ドイツ、フランスは戦争反対の世論の追い風を受けて、英米と 対立しているけれど、フランスという国はそれだけで反対を 唱える国ではないと思う。石油の利権が大きいのか。 というより、シラク大統領の意地みたいなものが強いと思うの は変だろうか。安保常任理事国の誇りが何らかの形で傷つけられ たと思っているのかも。
ドイツは戦争などしたら経済がさらに壊滅状態になるし、 反対は選挙公約だし、利権もからんでいるのだろう。
イギリスが国連決議なしで参戦しそうなのは実に不可解。 ブレア首相は世論からも自党からも集中砲火を浴びて、 イラクでこけたら辞任に追い込まれるだろう。 歴史的に見ても、法がないと動けない国のはずなのに。 ブレア首相がアウトローのアメリカについていく気持ちは 利権を超えて仁義を守るために政策を変えないのではないの かな。
それにしてもアメリカは外交下手だ。国連決議しようがしまい がイラク攻撃するって言い方は、西部劇みたい。超大国を自負 しすぎて、外交感覚が鈍っている。お金と脅しで同盟国や 他の安保理事国を言いなりにさせようとしている。 トルコに大金を積んで、空からの攻撃路を確保しようとして 失敗。 トルコの内政事情(クルド民族問題)を考慮しなかったのかな。 今ごろになって中東和平の計画を発表するのもとってつけたよう な政策だし。
こんな事情で、好奇心が強くてニュースばっかり見ている昨今 です。
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