雑感
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バッハウハーフをようやく申し込んだ。 朝早起きして出かけるのもおっくうなので、今年はやめ ようかと思ったが、毎年走っているし、5千人以上の ランナーと一緒に走る魅力は抗し難い。
風光明媚なバッハウ渓谷は、ワンウェイの平坦コース で記録も出やすい。毎年完走するたびに、次はフルをと 思うのだけど、9月中旬はたいてい走りこみができていな いので、気弱になってハーフを申し込むパターンだ。
この時期はいつも、スタートする前は寒くて、きりりと 身が締まる。もう何回ハーフを走っているのだろう。 数え切れないほどなのに、どのスタートも一瞬、すごく 緊張する。心拍数が20くらいぽんと上がる。
右手にドナウを眺めながら走るとき、無心ではなくいろ んなことを考える。次のマラソンのこと、いつか一緒に 走りたい人のこと、記録のことを頭に描いて少しでも 呼吸のしんどさを忘れようとする。 18キロ地点は終点の町クレムスの入り口だ。 速いランナーも遅いランナーもそれなりに、自分のぎりぎり のペースで走っている。
あと3キロほど町を周回する。脚がとっくに終わってる けど、もうひと踏ん張りすればゴールは近い。 こんなことをもう4回も経験している。
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