雑感
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2005年09月17日(土) 問題が生じたとき

同僚が上司のためにビザ取得の手続きをしていたのだが、
エージェントの手違いでパスポートが某領事館に預けた
ままになった。次に開くのが月曜日。別件の外国出張のため早朝
に出発するので金曜中にパスポートを返却してもらわないと
間に合わない。
彼女は、エージェントに引き続き、領事部の門を叩いてもらって、
最悪月曜にパスポートを手に入れてから間に合うフライトを
探し始めた。
「自分の頭に銃弾を打ち込みたいくらい。」と軽口を叩きながら
も真剣な表情で次に取り得る手段を考えている。
私も彼女の指示にしたがって、パスポートの代替になるような
証明書の発行が可能かどうか関係部署に問い合わせた。

彼女が直属上司に説明したら、「誰のミスか?」と聞かれたので
「こういう非常時には誰のミスかを追及するよりもまず、今できる
ことは何かを考えるほうが大事です。」と言って、電話をかけ
続けている。心の中では泣きそうなのになっているのがわかるから
これを聞いて彼女はいざという時に信頼できるなと思った。


幸い、パスポートは無事に戻ってきたので事なきをえたが、別の
同僚だったら、どうするか、自分が彼女の立場だったらどうする
だろうかと自問する。
問題が生じたら、まずは落ち着いて解決策を考えることのできる
人は仕事のできる人だろう。


Aqu |MAIL

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