雑感
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朝はぴしっとした冷たい空気だったが、駅に着いた頃はふんわりと した陽気に変わっていた。 4,6ユーロ払ってミステルバッハ行きの電車に乗り込む。 新しい自転車も一緒だ。 列車がニーダ−エスタライヒ州に入る頃は周囲は丘陵で、田畑の 畝が延々と続いていた。
ワイン地方と呼ばれるこのあたりは、ぶどうの品種別にサイクリング 道がある。ブルグンダー種のコースを走ってみるとあたりは ぶどうの木はなくて、砂利道が延々と見渡せるだけ。 ミステルバッハの中心街へ向かった。 2年前に通り過ぎた記憶があるのだが、はっきりとしない。 土曜の午後は閑散としていてオープンカフェで新聞を読む お年寄りがいる程度。
適当に切り上げて、またウィーン行きの列車に乗った。 切符を点検する車掌さんがとても親切に声をかけてくれる。 ドナウ川の駅で降りるとき、わざわざドアを開けて自転車を 下ろしてくれた。 こんなに親切にされたのは思い出せないくらいずっと前だ。 別れ際に「ありがとう」とお礼を言った。
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