- different corner -
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悪いことを指摘すると、 「おまえのほうはどうなんだよ」と こっちの悪い部分を指摘しはじめたり、 揚げ足をとったりする人がいる。
こちらがその悪い部分をなおさないから 相手は悪い行いをせざるを得ないというのだろうか。 いや。相手はただ自分が反省しないといけない立場に 立たされたことに怒っていて、 話を自分からそらしてその話題を避けたり、 逆にこっちに反省させようとしているだけなのだ。
その人は、自分よりも弱いと思っている相手に 自分の悪いところを指摘されると そういういやな話のそらし方をするように思う。 しかもそういう状態になると話の細部なんて聞いてないから、 またいつか同じことを指摘されても同じ反応をするだろう。
とりあえず、その部分を治すことについて検討する気があるのか。 あえてそうする理由があるなら、どういう意図をもってしているのか。 こちらはそれを聞きたいだけなのに、むこうは話の腰を折って こちらの攻撃をしはじめたり、別の話を切り出してきたりする。 そういうのを見るとみっともないなと思ってしまう。 反省させられる=負けと思い込んでいるようで、 プライドが高い人はなぜかそうなりがちだ。 私もたまに図星をつかれてかっとしてしまうことがあるが、 この人のように毎回じゃない。
自分のことを省みることができる人は、 一瞬弱くなったりすることもあるけど、 反省を自分の栄養にかえることもできるから、 反省したりさせられることをうけいれることができる。 だから、他人から反省させられることを負けと思って 忌み嫌うような人は、いつまでたっても 弱いままなのではないだろうか。
悪い部分を指摘した人は、相手にやりこめられつつ、 やっぱりこうなってしまったかとだんだん黙り込んでいく。 相手はその様子をみて、勝利が得られたことでごきげんだ。 でも、そんなかっこ悪い勝ち方は、 かえって弱さを周りに認めさせるだけだ。
壁を築きたければ築けばいいし、 勝利しか認めないなら勝ちつづければいい。 でもそれより、また一人味方を失おうとしてることに 気づいたほうが利巧じゃないか?
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