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2003年04月14日(月) |
parallel lines/溜息の関係 |
「どうしてああしてくれなかったの」
「してほしいなんていってなかったじゃん」
「言ったじゃない」
「一度しか言われてないし、 そんなに期待されてるなんて思わなかったんだよ」
「普通は二度言わなくてもやってくれるもんでしょ」
「普通ってなんだよ。おまえの普通と俺の普通は違うんだよ」
「信じてたのに」
「何をだよ」
「あなたのことをよ」
「違うね。信じてたんじゃない。 俺がおまえの思い通りにならなかったのが 気に食わないだけだろ。 不信感丸出しのやつのために守りたい約束なんかないね」
「違うよ。口に出さなくたって、ちゃんと信じてたの」
「口に出さなきゃわかんないよ。 信じてもらえてるってこと 信じさせてもらえてないのに そんなこと言われてどうしろっていうんだよ」
「黙ってたってわかるでしょ」
「わかんねえよ。 黙ってたってわかるような仲になるには 積み重ねが必要だろ? まだ積み重ねてもいないのに、 いきなりそりゃあないだろ」
「……」
「……」
このままでいいのか? いいはずがない。 解決するには、どちらかが相手のほうに傾くしかない。 でも、どっちも自分が正しいと思ってる。
平行線のままでいたいなら、 このまま黙ってさよならだ。
期待されていない人から 何かを任されるのはつらい。
できなかったら評価が下がるけど、 できたからといって地位が向上するわけではない。 めんどくせーなと思いつつ いちおう「頑張ります」とか言ってやるしかない。
むこうはむこうで「どーせ (期待以上にするのは)無理だろー」と溜息。 こっちはこっちで「どーせ (期待以上にやっても)無理だろー」と溜息。
はあ。
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