サッカー観戦日記

2025年12月31日(水) 高校選手権2回戦 東海学園−神村学園 広島皆実−水口

高校選手権2回戦。この日は駒場競技場を考えていたが、朝にチケット完売の報が入る。私はJFA後援会の招待で入るから入場できる可能性はある。が、コロナ禍真っただ中に超満員の会場に入りたくない。この遠征は横浜市内のホテルだから急きょ三ッ沢会場に変更した。ほかの選択肢は市原臨海競技場しかない。空いているのは分かっているが、遠すぎる。五井駅からも30分近く歩かないといけない。それで三ッ沢にした次第である。

高校選手権2回戦
東海学園高校―神村学園高等部
12月31日 12時 三ッ沢球技場 晴 ピッチ良 主審 山口隆平氏

東海学園
GK 1 山田仁   2年 08.11.08 172.65 FCブリンカール安城
DF 2 榎本海翔  3年 07.08.09 170.59 FCブリンカール安城
DF 3 笹木碧斗  3年 07.07.19 183.75 VIDA FCホッツ
DF 4 長澤良哉  3年 07.10.01 181.70 FC Toyoake
DF 5 浅野颯太  3年 07.09.20 176.64 名古屋FC EAST
DF 22 喜村陽斗  2年 08.05.13 175.70 刈谷ジュニアユース
MF 6 尾崎壮   3年 07.04.10 167.56 名古屋FC EAST
MF 7 瀬古隼大  3年 07.06.18 166.55 FC AVANCO
MF 8 鈴木悠生  3年 07.09.08 172.58 FCブリンカール安城
MF 10 新井哲平 (Cap.) 3年 07.09.07 179.68 スポーツクラブ豊田ペレニアル
FW 9 廣川拓海  3年 07.06.20 179.62 VIVA FC
控え選手
GK 21 江��星哉  3年 07.05.01 177.73 刈谷ジュニアユース
DF 26 野山諒大  2年 08.12.18 170.56 愛知FC
DF 30 大野燈吾  2年 08.04.28 180.68 愛知FC
MF 11 渡邉龍牙  3年 07.06.07 173.66 Nagoya S.S.
MF 24 鈴木天満  2年 08.10.17 169.59 FCブリンカール安城
MF 25 薬袋浬央  2年 09.01.22 173.62 FC ALONZA
FW 18 水野煌太  3年 07.09.21 173.65 名古屋98FC
FW 19 加納温人  3年 07.10.17 180.67 VIDA FCホッツ
FW 20 小田島俊介 2年 08.12.09 173.65 VIDA FCホッツ
監督 鶴田道弘


神村学園
GK 17 寺田健太郎 3年 08.01.10 184.74 SMIS SELECАO SPORTS
DF 3 今村太樹  3年 07.06.06 177.72
DF 5 中野陽斗 (Cap.) 3年 07.05.06 180.70
DF 7 細山田怜真 3年 07.05.18 170.61
DF 8 荒木仁翔  3年 07.08.02 170.68 ソレッソ熊本
MF 6 堀ノ口瑛太 3年 07.07.13 174.70
MF 14 福島和毅  3年 07.04.27 162.60
MF 15 岡本桂乙  3年 07.10.10 167.56 ソレッソ熊本
FW 9 倉中悠駕  3年 07.04.08 180.74 吾田中
FW 13 日�盡機  。廓� 07.11.13 165.63
FW 16 花城瑛汰  2年 08.09.20 165.65
控え選手
GK 1 江田優大  3年 07.10.07 178.78
DF 12 永松将吾  3年 07.09.26 164.62
DF 20 竹野楓太  2年 08.08.04 182.72
DF 21 大空星那  2年 08.06.08 182.67 カマタマーレ讃岐
DF 22 米村颯真  1年 09.05.16 169.69
MF 10 佐々木悠太 3年 07.04.15 172.68
MF 18 新名優樹弘 3年 07.06.17 164.61 フォルトゥナ延岡FC
FW 11 徳村楓大  3年 07.11.26 168.63
FW 19 東若泰雅  3年 07.07.21 171.64
監督 有村圭一郎

前所属記載なしは神村学園中出身

主審の山口隆平氏は主にJFLを担当している。

東海学園は多くのJリーガーを輩出した高校だ。ただしサッカー部ではなく書道部から。体育祭でも部活対抗リレーでは毎年書道部が陸上部やサッカー部、野球部を圧倒して1位らしい。種明かしをすると、名古屋グランパスユースの子が東海学園高校に通い、部活加入が義務なので書道部に所属しているのだ。だから日本最強の書道部と言われる。

東海学園
十番九番
七番八番六番
五番三番四番二二二番
一番
神村学園
九番
十六十三
十五六番十四
八番三番五番七番
十七



神村学園の中でプロになるのはセンターバック、キャプテン�ッ飜遏�中盤の��福島、この試合ベンチスタートのFW��徳村である。
�ッ飜遒禄媽茲亡僂得篁燭靴拭�この3人の中で春先のガンバ大阪戦に出ていたのは中野だけだった。この試合について彼はスピードがあり、フィードもいい。即奪還できるが、相手が力不足なので、このゲームについては守備力が分からない。3バックの右ストッパー?2CBのチームでは使えない。��福島はイニエスタに例える人もいるが、運べて捌けて最善のプレーを中盤でし続けた。失わないし潤滑油的なプレーをする。身体は全くないので、圧倒的に支配できるチームならともかく、プロでは守備力やコンタクトに不安を残す。後半から入った��徳村は左から仕掛けるドリブラー。スピード豊かでカットインできる。シュートの感覚もある。彼も身体がない。プロでは左ハーフか。神村学園のプロ3人組についてはプロで通用するギリギリのレベルかも知れない。高卒プロとは思い切った印象だ。
さて、神村学園の全体について。技術が高く繋げるのだが、このチームはかつてグアルディオラ式の偽サイドバックを採用していたが、今は普通の4バック。ただ攻守に切り替えが抜群に早く、相手がイマイチなこともあって即時奪還できる。全体に身体がないこともあって、切り替えが全てだと思っているのだろう。高体連の場合、中高一貫6か年チームというのは昌平もそうだが、体格がないケースが多い。
他の選手について。左センターバック��今村もフィードがある。右サイドバック�Ш抻嚇弔砲脇与蔑呂�ある。古典的サイドバック。アンカー�λ戰慮�には展開力がある。センターフォワード��倉中は意表をついて神村学園中ではない、普通の中体連出身。身体はあるが、ポストを期待されてが入った不器用な選手か?��日高は動き方の持ち味があるシャドーストライカー。エース。��倉中が身体を張ってくれるから��日高にチャンスが来る。

東海学園について。5−3−2で撤退守備。監督は元Jリーガーだが、これ以外に手がない、という現実的な判断なのだろう。しかし愛知県の高体連のレベルの低さはなぜだろう。県内のコーチの方と話した範囲だと県内の高校が力を入れていないということだが。そして人数居るのにマークできてない。ただ佇んでいるというだけなのだ。監督さんの指導力不足?ほかに要因があったのか?とにかくマークが甘く、中盤も寄せが甘い。神村学園とはやっているサッカーが根本的に違いすぎる。立ち上がりは悪くなかったが、神村学園の様子見が終わると、あとは猛攻だった。
19分、��日高の右クロスに東海学園は5バックなのにファーが空いていて左サイドバック�┨嗅擇離轡紂璽函▲察璽屬靴燭海椶譴鬮�倉中が決める。25分、�┨嗅擇�左足右コーナーの攻め直しを右から入れてオーバーヘッドこぼれを��日高決める。この辺りで勝負は明らかと思い、ノートをロクに取らなくなる。28分、�┨嗅擇�左足アウトにかけたミドルで0−3。33分、右サイドバック�Ш抻嚇弔離�ロスに��日高ヘッド。0−4。前半は0−4。

後半は得点シーンすらノートに取ってない。ハーフタイムに入った��徳村をメモったくらい。後半2点追加して0−6で神村学園が圧勝した。




++++++++++++++++++++++++

第2試合の水口は古豪だ。滋賀県の中でもサッカーの盛んな地域に合って、水口は水口東高校も強い(野洲で全国制覇した山本先生の前任校でその時代も観ている)、水口中も強かった。その時代と違うのは水口付近にもクラブチームが増えているということだ。かつては水口中が滋賀県の3種最強だったが、現在ではMIOで、しかも水口高校にも入っている。広島皆実は言うまでもなくスイカユニで知られる全国制覇経験のある名門だ。春に観ている。体格や身体能力はないながらもしっかり繋げる印象だ。


高校選手権2回戦
広島皆実高校−水口高校
12月31日 14時 三ッ沢球技場 ピッチ良 主審 舟橋崇正氏


広島皆実 水口
GK 12 澤田利琥  2年 08.04.17 180.73 サンフレッチェびんご
DF 3 折出勘太  3年 07.10.25 180.74 メーヴェFC
DF 4 表恵佑   3年 07.04.18 174.60 シーガル広島
DF 5 杉山遼   3年 08.01.15 180.75 サンフレッチェびんご
DF 6 柚木健治  3年 07.06.06 170.62 広島ビジョンFC
MF 7 名越貫陽  3年 07.08.15 171.62 サンフレッチェ広島
MF 11 大�鞴�   3年 07.10.01 164.54 サンフレッチェ広島
MF 16 宇野陽向  2年 08.11.02 177.67 サンフレッチェ広島
MF 18 熊澤輝心  2年 08.08.27 160.61 ツネイシFC
FW 9 久保田聖渚 2年 08.12.24 175.71 シーガル広島
FW 10 野村陸路 (Cap.) 3年 07.09.14 168.67 サンフレッチェ広島
控え選手
GK 1 井本悠聖  3年 07.07.25 175.70 メーヴェFC
DF 2 平木光士  3年 07.04.22 174.70 廿日市FCアカデミー
DF 13 大原千尋  3年 07.05.08 160.55 サンフレッチェびんご
DF 22 道林爽太  2年 08.05.27 180.72 サンフレッチェびんご
MF 8 船津寛太  3年 07.12.29 166.60 シーガル広島
MF 17 近藤景太  3年 07.06.11 162.60 岩田FC
MF 24 弘光稔   2年 09.02.05 175.67 福山ローザス・セレソン
FW 15 高山剛輝  3年 08.03.10 178.68 シーガル広島
FW 27 齊藤蓮翔  1年 09.07.01 162.60 サンフレッチェ広島
監督 上田貴典

水口
GK 1 小西琉希  2年 08.11.19 183.73 MIO東近江
DF 2 岡田煌志  3年 07.11.26 176.65 クレアーレ甲賀FC
DF 3 平田真大  2年 08.06.03 168.60 FC湖東
DF 4 山本蓮   2年 08.06.03 181.70 FTS FC
DF 5 林玲久蒼  3年 07.12.19 180.75 FC湖東
MF 6 鈴木宏弥  3年 07.11.02 172.63 MIO東近江
MF 7 梅田旬 (Cap.)3年 07.06.19 172.60 FC湖東
MF 8 岡浩平   3年 07.05.01 179.70 クレアーレ甲賀
MF 10 堤陸人   3年 07.08.25 172.67 MIOびわこ滋賀
FW 9 池口遼   3年 07.07.24 178.69 MIOびわこ滋賀
FW 11 重田遥輝  3年 07.04.20 168.61 FC湖東
控え選手
GK 12 松岡航生  2年 08.12.12 176.71 FTS FC
DF 13 矢野翔琉  3年 07.06.08 172.65 MIOびわこ滋賀
DF 18 清水亮   2年 08.10.31 186.71 クレアーレ甲賀
MF 14 要石光琉  2年 08.06.05 177.64 MIOびわこ滋賀
MF 15 酒井翔生  2年 09.03.12 177.67 ラドソン滋賀
MF 17 北村耀   2年 08.09.14 168.60 レイジェンド滋賀FC
FW 16 中井涼太  2年 08.04.29 179.68 レイジェンド滋賀FC
FW 19 水谷蓮杜  2年 08.08.29 176.61 GRAVIS FC
FW 24 神山紘図  2年 08.07.06 165.60 クレアーレ甲賀
監督 夘田雄基

主審は1回戦に引き続き舟橋氏に当たった。jFL級主審だ。

広島皆実
十番九番
十一十六七番十八
六番四番三番五番
十二

水口
九番
六番七番八番十一
十番
三番五番四番二番
一番


水口は層の薄いチーム特有のスタメンの番号が1〜11である。控えも数字が小さい。
水口は4−1−4−1ではあるが、右のインサイドハーフの�┣�が実はエースで上がり気味で左右アンバランス。これに広島皆実は気づくというか対応するのが遅れてむざむざ劣勢になってしまった。センターフォワード��池口が表立ってのエースで馬力があり、上に記載した通り、大会プログラムでは体重69キロだが、報知高校サッカーでは62キロになっており、なんと過少申告している。フィジカルコンタクトで勝っていたし、62キロが嘘ということはすぐに気が付いた。水口はこの二人を前面に押し出して、敵陣に蹴り込んで押し込む。サイドも�ξ詭擇覆鼻▲疋螢屮襪棒儷謀�姿勢を見せる。これに対し広島皆実は水口よりもはっきり上手い。それは言えるし、パスをつなぐのだが、仕掛けられない。決断をしない。春に観た時にも回し続けて相手がばててから倒しに行く、という印象のチームだった。しかしフットボールは必ずしもロジカルなだけではないのだ。水口の未熟な狂騒ともいうべき熱気に飲み込まれて逆に広島皆実の方が消耗したように思える。絶えず裏を狙う��久保田をトップ脇でピッチ内で一番うまい��野村がもっと使えば、と思ったが、勝負パスをあまり出さないのがチームのスタイルだから。
さて、試合は7分、水口が右で得たフリーキックを左サイドバック�ノ咾�左足で入れて中のこぼれを�せ核椽海蟾�み0−1。12分、左ハーフ�ξ詭擇�仕掛けて右足左クロスに�┣�が飛び込みヘッド、0−2。28分、広島皆実��久保田が裏を取り倒されてPK。これを自ら決めて1−2。前半は1−2。
後半も水口が流れをつかみ、手の内がばれた感があって�┣�がトップ脇的なポジションに上がる。広島皆実が精神的に受け身なのはなぜだろう?メンタルコントロールに失敗?そして54分、��池口からのスルーパスが��重田に通り、1−3と突き放す。広島皆実は回すものの水口も足が止まらず、最後まで広島皆実に猛攻の時間は訪れなかった。悪くはないし、自分たちのスタイルも出せてはいる。しかし首をひねる内容のまま、1−3で水口が勝利した。

水口の卯田監督はまだ26歳。この若さで一国一城の主で狙い通りの采配で全国で勝てたら最高だろう。双方戦力的には互角か若干広島皆実に分があるだろうが、采配で勝ったゲームだった


 < 過去  INDEX  未来 >


T.K. [MAIL]