| 2026年01月06日(火) |
全日本U−18女子選手権準決勝 メニーナーC大阪 浦和−仙台 |
年末は高校女子サッカー部の大会、高校女子選手権と同時期に全日本U−18女子選手権も行われる。後者はクラブチームの大会だ。元は高校・クラブ合わせた高校生年代最高峰の大会だったが、全国高校総体に女子競技が採用されたのに伴い、高校女子選手権が冬に移ってきて、高校部活の参加が不可能になったのだ。レベルは後者の方が遥かに上だ。高校とクラブは女子ファイナルズという大会で「真の日本一」を決定するが、クラブが勝つのが恒例だ。
全日本U−18女子選手権準決勝 日テレ・東京ヴェルディメニーナ−セレッソ大阪ヤンマーガールズU−18 1月6日 11時 堺S1 ピッチ良 晴 主審 千蔵るり 325人
日テレ・東京ヴェルディメニーナ GK 16 加登脇心羽 中3 DF 3 青木夕菜 高2 DF 4 松岡瑛茉 高2 DF 6 朝生珠実 (Cap.) 高3 MF 8 須長穂乃果 高2 MF 10 伊藤風葵 中3 MF 15 米倉和心 中3 FW 7 栗田七海 高1 FW 9 西尾咲希 中2 西原少年サッカークラブ FW 11 式田和 高2 FW 12 小野葉月 中2 控え選手 GK 1 永井愛理 高3 DF 2 柏村美那 中2 DF 5 尾上陽向 中2 DF 18 鴇崎妃南 中1 FC TRIANELLO Edogawa MF 20 伊藤葵海 中1 FC TRIANELLO Edogawa FW 13 諸田彩渚 中3 FW 21 安田ひらり 中1 FC REGALO 監督 坂口佳祐
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 GK 1 天野衣千花 高3 DF 3 牧口優花 (Cap.) 高3 DF 4 四本帆夏 高1 DF 5 竹田葵 高2 DF 15 西村絵衣瑠 高1 MF 6 飯田雫瑠 高2 MF 9 田村胡桃 高1 MF 10 中村心乃葉 高2 MF 14 牧之瀬歩 高2 FW 8 古田麻子 高3 FW 11 池田柚葉 高1 控え選手 GK 21 関口明日香 高2 DF 2 安田実愛 高2 DF 13 松浦友芽 高2 RESC GIRLS U−15 DF 18 寺田莉紗 中3 CAOSフットボールクラブ DF 25 西藍花 中3 セレッソ大阪U−12 MF 16 林祐未 中3 西宮サッカースクール MF 17 亀井梨乃 高1 FC.フェルボール.MIMOSA FW 7 玉村海乃 高1 FW 20 林優明 中3 セレッソ大阪U−12
監督 武末彩子 メニーナの前登録記載なし選手の前登録はそのままメニーナになっている セレッソの前登録記載なし選手の高2高3の前登録はセレッソ大阪堺ガールズU−15、高1の前登録はセレッソ大阪ヤンマーガールズU−15
少し前まで日本の高校生年代はメニーナ、浦和、千葉の関東3強とセレッソが追う、みたいなことを私も言っていた。がすでに様相が変わっている千葉が以前ほど優位ではなく、代わりに各地のWEアカデミーが台頭してきたのだ。しかしメニーナの優位は変わらない。
いうまでもなくベレーザの下部組織であり、読売クラブの正当後継者であり、ブラジルスタイルの代弁だ。技術が高く、一人一人がボールを持てて、相手が寄せてきたタイミングを計り全員がはがせる。相手の重心を見ながら絶対に反応できないパスを細かい局面で出せて、スペースメイキングで細かい局面を打開出来て、攻守の切り替えも早く泥臭い守備ができて、奪えば再び自陣から組み立てて中盤で再び相手を剥がしながら攻める。メニーナは出身者の能力も高いが、集団になった時は恐るべき強さを発揮する。
対するセレッソは関東以外では唯一渡り合えていたチームだった。女子サッカー人気の低い(高校女子選手権大阪大会のエントリーは人口比で少ない)関西で逸材がまとめて入り、才能の集積度では関東をしのぐ。なぜか体格はあまりない傾向にあるが、身体能力が高く、基本を徹底している。メニーナと異なり、セレッソには立ち返るべき原点というスタイルはない。ヤンマーは日本で初めてゾーンディフェンスを採用したとか、日本で最初のブラジルスタイルとか言われているが、読売クラブほど徹底していないし、セレッソのアカデミーは再三方針がぶれるところだ。だから強烈な個性はない。しかしガールズは結成以来4−4−2で教科書通り自陣から繋ぎ、ミドルパスも交えてサイドは仕掛け、守備もハードワークするという、いわば凡事徹底している。
さて、立ち上がり、メニーナは左センターバック�δ�生の左足でのビルドアップ、適性ポジションには見えない右センターバック�┸楪垢了兇蕕靴覗或覆掘�右サイドバック��青木の圧倒的な走力と判断、右ハーフ��式田のスピードあふれる突破が光る。ボランチは中3コンビの��伊藤と��米倉だが、彼女たちこそメニーナ育成の本道を行く、上手くて運べて局面を打開できる中盤である。加速するもテンポを落とすもここ次第。�Х�田はピッチ内で一番上手い。��西尾は中2だが、ポストプレーを頑張っている。
対するセレッソだが、真っ先に気になったのはトップでも出ている�K匕�。レフティの大型センターバックタイプだろうが、左サイドバック起用されて、スピードがなく、メニーナ��式田に好きに抜かれて、むしろ弱点になっていた。どういう事情か知らないが、これは采配ミスじゃないかなあ?左センターバック起用の�せ曜椶蝋ゥ�バー連続で活躍したが、牧口よりも四本の方が将来性があると評価されているのか?牧口は中学生の時に観て、U−18で出るべきだ、と判断したのだが。相方の右センターバック��西村も健闘。右サイドバック�ッ歸弔皹燭戮銅虍�も良かったので、牧口だけが気になった。��中村は運べるし、メニーナ��青木と渡り合っていて、チーム1のタレント。右の��田村も仕掛けられる。�┯電弔魯札譽奪修離─璽好淵鵐弌爾世�輝けず。
さて、19分、メニーナ��式田の右クロス、ミスキックでセレッソキーパー�‥渓遒�難なく胸でキャッチできるボールだったが、不可思議にも手だけで取りに行った挙句後逸してしまいゴール。1−0。セレッソだから当然キーパーコーチくらいいるのだろうが、あまりにも素人っぽいミスだった。基本が身についていないかのような……。セレッソは言うまでもなくエリートだ。精神力もあるだろう。しかしキーパーのイージーミスでの失点はあまりにも痛い。27分、セレッソキーパー�‥渓遒�パントキックをミス、あまり飛ばずにメニーナの中盤へ。繋いで��西尾が決めて2−0。これはキーパー交代もあり得る、と思った。強いチームもキーパーから崩れる。39分、セレッソ��池田→�偉咫↓�田村→�Ф迷次N咾�左ハーフ、玉村が右ハーフに入り、��中村がトップに上がる。最大の武器の中村を前線に上げて反撃を狙った。しかしアディショナルタイム、�Х�田のミドルが決まり3−0。キック力のなさそうな栗田のミドルは意外。前半3−0。
ハーフタイムでどう立て直すか、だけが関心事だった。
後半からセレッソは俊足�偉咾鬮K匕�の前に於いて、メニーナ��式田を見るように変更。スピードで負ける牧口ではなく、スピード負けしない林を入れることによって式田を封じにかかった。そしてハーフタイムで精神的にも立て直したらしく、前半はただ守っていただけのセレッソが後半は互角に渡り合って、強さを見せた。とはいえ押し返すところまでは行かず、メニーナも淡々と時間を進めて後半はスコアが動かず、3−0でメニーナが完勝した。
試合が終わっても解せないのは�K匕�の左サイドバックが破たんしたということ。何らかの誤算があったのだろうか?どういう意図があっての起用だったのか?割と教科書通りの起用をする傾向にあるセレッソではよくわからない起用だった。
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第2試合は浦和対仙台。浦和はアカデミーもトップクラスなのだが、仙台も進境著しい宮城と言えば高校女子サッカーで聖和学園や常盤木学園が何度も全国制覇していて先行していたのだが、既に力関係は逆転している。WEのアカデミーは割と6年間同じチームというケースが多いのだが、仙台は高校生になる段階で各地のタレントが集まっている。
全日本U−18女子選手権準決勝 三菱重工浦和レッズレディースユース−マイナビ仙台レディースユース 1月6日 13時半 堺S1 ピッチ良 晴 主審 千葉美咲氏 120人
三菱重工浦和レッズレディースユース GK 12 澤浦花穂 高1 ちふれASエルフェン埼玉マリU−15 DF 2 伊勢はな (Cap.) 高3 DF 3 小宮梢 高2 DF 4 青田望々 高3 DF 15 �盖廚發發� 高2 MF 7 黒川青空 高2 MF 11 �盒桐て� 高2 MF 44 片岡菜葉 中3 FC GOLAZO MF 52 増田彩衣里 中3 北区さくらガールズ FW 9 新田彩和 高2 FW 10 辻あみる 高3 控え選手 GK 1 熊澤果歩 高2 INAC白岡SCレディース DF 13 平山優陽 高2 DF 18 熊谷香季 高1 DF 19 眞��玲愛 高1 MF 6 熊田姫依 高3 MF 14 黒鳥レイラ 高2 MF 48 仙石みのり 中3 クリアージュフットボールクラブ・ロッキー、レグルス FW 8 中野杏奈 高3 FW 16 中原心愛 高1 監督 米田徹
マイナビ仙台レディースユース GK 1 瀬戸如紗 高3 DF 2 宮崎優那 高3 DF 4 岩城恋音美 高3 栃木サッカークラブ レディース DF 5 三浦月音 高3 DF 18 岸咲良 高2 つくばFCレディースユース MF 6 星野朱凛 高2 MF 7 樋口らら 高2 横須賀シーガルズMEG MF 8 渡邊衣織 (Cap.) 高3 RESC GIRLS U−15 MF 11 菊地花奈 高3 北海道コンサドーレ旭川Uー15 MF 13 渡邊愛香里 高3 FW 10 津田愛乃音 高3 朝日インテック・ラブリッジ名古屋スターチス 控え選手 GK 16 湯田さくら 高2 FC Hermanosジュニアユース DF 20 横塚琴乃 高1 DF 23 村上渚紗 高1 DF 26 深井愛玲奈 高1 MF 3 佐藤美おん 高2 MF 15 吉田桃子 高2 MF 19 佐藤葉音 高1 MF 27 黒木遥夏 高1 FW 9 内田桜央 高2 北海道コンサドーレ旭川Uー15 監督 正木裕史
浦和の前所属記載なしは浦和レッドダイヤモンズレディースジュニアユース出身 仙台の前所属記載なしはマイナビ仙台レディースジュニアユース出身
浦和 九番十番 十一七番四四五二 十五二番四番三番 十二
仙台 十番七番 十一八番六番十三 二番五番四番十八 一番
浦和ですぐ気づいたのは中盤が左右非対称というか力の差がある。左ハーフ���盒兇亙務福G�発的なスピードがあり、右利きだがタテに仕掛けて急減速して右足で左クロスを入れる。カットインはあまりないし、細かいスペースでのドリブルはあまりないのかもしれないが、典型的なウイングタイプとして圧倒的な破壊力がある。あとで調べたらトップ昇格。しかし右の52増田は身体がなく、スピードもあまりなく、単独で仕掛けられず、それどころか守勢に回った。隣のボランチ㊹片岡も細くて頼りない。バックラインは左サイドバック���盖廚�レフティで正確な左足のフリーキックがある。左センターバック��伊勢は屈強で両足使える。右サイドバック��小宮は守備が堅いタイプ。対面がなかなか手ごわかったのだが、彼女だから耐えられた。�だ津弔楼貳峭發ぁ�セットプレーでは大きな武器。フォワードは��新田がスピードがあり裏を狙うストライカー。��辻はレフティのシャドーストライカーで1番上手い。タッチが柔らかい。細かい局面でスペースを察知する感覚もある。浦和の2トップはかなり強力。
仙台は右センターバック�ご箴襪�正確な右足があり、ビルドアップで貢献。ロングフィードもあり、守備力もカバーが早い。浦和の���盒兇留Ε汽ぅ匹�破たんしなかったのは彼女の活躍による。運べるし、現代的に完成されたセンターバック。キーパー�\ジ佑蝋發ぁB膤悒汽奪�ーで即使える。左サイドバック��宮崎は右利きで守備は計算が立つ。左ハーフ��菊池は細かいタッチで簡単に突破する。中にも入れる。連携もいい。グループでも個人でも崩せるタイプ。フォワード��樋口はポジショニングセンスに長ける。シャドーストライカー。いてほしいタイミングにそこにいる選手。エース��津田は圧倒的なフィジカルがある。高さとパワーとスピードを兼ね備えるアスリート。ポストプレーは圧倒的でショルダーチャージでは相手を吹っ飛ばし、破壊力あるドリブルも相手をものともしない。技術もある。日本女子サッカーの未来を支えるタレントかも知れない。ワイルドなストライカー。どのスポーツでも一定の成功を収めただろうが、フットボールにこそ向いている。
26分、仙台のスルーパスが中央やや右裏に通り��津田が裏を取り決めて先制。0−1。互角の内容で進む。双方左が強力で右については仙台は悪くないが、浦和は厳しい、といった状況。43分、浦和���盒兇�左をぶち抜き右足クロスに��新田飛び込んで競ってこぼれの落下点が丁度��辻のところで左足ボレーがさく裂。1−1に追いつく。前半は1−1。
ハーフタイム、浦和は右サイドに手を打った。��新田→㊽仙石を右ハーフに入れて押し込む。また52増田→��中野。フォワードに入れる。この策が当たり、仙台��菊池を守勢に回らせて脅威が減る。しかしエースストライカーの新田をさげたことでシュートチャンスは激減して、勝負自体を見た時には采配が成功だったかは分からない。仙台も��渡邉→�該監�。右で突破力のある佐藤の起用ははっきりと当たった。
61分、仙台��星野がサイドチェンジ、右で�該監�が1対1となり、仕掛けてニアにグラウンダークロスを入れると��津田がものすごいスピードでニアを取り、ニアポスト際からスライディングシュートが決まり1−2。浦和の左センターバック��伊勢の動きには何の問題もなかったが、圧倒的なスピードで点で合わされてはどうしようもない。以降も仙台ペース。浦和は終盤に�だ津弔鬟肇奪廚望紊欧謄僖錙璽廛譟爾鮖迭櫃韻襪�、そうなると仙台��津田を止めるのが困難になり、極めて厳しいギャンブルになった。結局1−2で仙台が逃げ切った。
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