サッカー観戦日記

2026年01月11日(日) 高校女子選手権決勝 柳ヶ浦−神村学園

高校女子選手権も決勝。この日は三木防災公園ではなく、神戸ユニバーで開催されるので行きやすい。地下鉄駅からすぐだ。阪急を乗り継ぎ三宮に出て、地下鉄駅で降りた。スタジアム前でイベントをやっている。神戸ウイング開催の時もそうだが、ステージパフォーマンスをやっている。チアリーディングとか。しかし出店は一つもない。昼食難が見て取れた。さらに自販機のホットドリンクも売り切れ。この日は気温も低いが、何より北風ぴゅーぴゅーで寒いのだ。これはタフな観戦になる、と覚悟するのに十分だった。

さてこの日はメインスタンドには入れない。バックスタンドのみである。これはテレビ中継があるため、テレビ映りに配慮したものである。バック側に入ると出店というか野菜売りはあったが、やはり食事などは一切ない。この日はダイハツの社員が動員されている。中央付近には社員席もある。さて今大会は神村学園が男女で全国決勝に進んでいる。前日東京・国立で神村学園男子が決勝進出を決めた。だが神村学園の大応援団は神戸には来てくれないようだ。吹奏楽部は来ていたが。残念だ。柳ヶ浦もある程度の応援は来ている。バック側には自販機は一切なく、もちろんホットドリンクもない。さらにバック側は吹きっさらしで北風が堪える。寒すぎてノートをロクに取れない環境だ。


高校女子選手権決勝
柳ヶ浦高校−神村学園高等部
1月11日 神戸ユニバー 13時45分 ピッチ良 曇り 北風 主審 田澤友梨奈氏 2850人

柳ヶ浦高校
GK 12 中川響   1年 09.12.29 166 FCコーマレディースアザレア
DF 3 平尾心瑚  1年 09.09.19 157 FCコーマレディースアザレア
DF 4 伊藤白羽  2年 08.12.12 174 FCコーマレディースアザレア
DF 5 大下紗也奈 1年 09.06.30 168 大分トリニータレディース
MF 6 横山愛葵  2年 08.06.04 148 FC VALOR唐津
MF 8 田淵聖那 (Cap.) 3年 08.01.04 152 熊本ユナイテッドSCフローラ
MF 9 中溝桃   2年 09.01.25 155 大分トリニータレディース
MF 17 門馬有琉  2年 08.04.09 163 熊本ユナイテッドSCフローラ
MF 25 榮森結菜  2年 08.06.29 161 大分トリニータレディース
FW 11 松田吏真  3年 07.10.28 165 熊本ユナイテッドSCフローラ
FW 14 村上凜果  2年 08.08.23 160 大分トリニータレディース
控え選手
GK 1 大野菜緒  3年 07.08.24 163 熊本ユナイテッドSCフローラ
DF 2 山崎風輝  3年 07.09.23 170 九嶺FC
DF 10 竹田美佐也 2年 09.03.21 168 熊本ユナイテッドSCフローラ
DF 13 �眦通羈陝 。廓� 07.07.17 164 熊本ユナイテッドSCフローラ
DF 15 楠彩由菜  2年 08.12.28 161 日置シーガルズFC
DF 16 広瀬涼羽  2年 08.05.27 166 川崎FC
MF 18 宝珠咲羽  2年 08.06.05 154 大分トリニータレディース
MF 19 永野紗耶菜 3年 08.01.27 162 REVE FC鹿児島
FW 20 高田未來  1年 09.09.03 157 INAC神戸テゾーロ
監督 林和志



神村学園高等部
GK 25 濱田桃奈  2年 08.10.05 173 Bravo−Na U−15レディース
DF 2 椛島千和  3年 07.12.15 167 レノファ山口FCレディースU−18
DF 3 漆島祐衣  2年 08.05.12 159
DF 5 春園虹天  3年 07.10.12 167
DF 26 岩下沙羽  3年 07.10.08 158 モゼーラ鹿児島FC
MF 7 山野蒼空  2年 08.08.18 155
MF 10 舟之川桃果 (Cap.)3年 07.04.30 154
MF 14 原田真心  3年 08.01.09 162 レノファ山口レディースU−18
MF 20 池脇愛音  1年 09.05.28 153
MF 21 佐々木由貴 1年 09.06.05 158 フライアFCウェネス
FW 9 原口鈴音  3年 07.09.21 165
控え選手
GK 1 新屋奈々  3年 07.07.25 168 FCクレアテナ
DF 4 廣田凛   3年 07.05.23 160
DF 6 折田陽和  3年 07.08.07 164 FC志布志
DF 24 園田結凜  1年 09.09.01 163
DF 29 船場彩乃  3年 08.02.01 150 FC EFFRONTE
MF 8 一木知華  3年 08.03.27 152 VIVA!CALCIO
MF 11 坂元めい  2年 08.06.02 158
MF 16 中野結菜  3年 07.12.22 155 Dream Spread FC宮崎
MF 17 中地沙里  3年 07.09.23 159 ニューウェーブ北九州レディース
監督 寺師勇太

前所属記載なしは神村学園中等部出身
全国各県の高校生年代全国での上位成績をまとめた。一部全国制覇など上位が多すぎる県は調べてない。

柳ヶ浦
十一十四
十七三番八番二五
六番五番四番九番
十二

神村学園
十四九番十番
七番二一二十
三番二番五番二六
二五

柳ヶ浦は戦術の肝で長身ボランチ�∋該蠅�スタメンではない。この時点で何らかの策を仕掛けているのは予想できた。その策とは、代わりに起用された�J身�を神村学園�Щ殻遒縫泪鵐沺璽�させることだった。
立ち上がり風下の神村学園は強烈なアゲインストを逆に生かした。敵陣にさっさと蹴り込む高校サッカーあるあるのスタイルだが、風で止まり、いい感じでマイボールにできるのだ。足元の鋭いパスもつながる。しかしそのパスは前進ルートを確保しているというより行き当たりばったり感が強い。昨年度も藤枝順心の必然に満ちた前進に対し神村学園のパスは読まれていたが、今年も基本的には走力で剥がすチームで、中で待ち構える柳ヶ浦に対し、裏狙いで、柳ヶ浦バックラインにスピードがないため上手くいくこともあるが、基本的には引いている柳ヶ浦に対し最後は裏狙いだろう、という感が出ていて虚をつくプレーには乏しい。サイドのスペースにパスを出すと柳ヶ浦はタッチに簡単に蹴り出す。柳ヶ浦の守備のモットーはとにかくシンプル。基本??に忠実で繋がない。神村学園はスローインからの形はなく、シュートに行けない。それでも裏を取ってコロコロ転がったシュートがポストに当たった形は惜しかった。神村学園は�Щ殻酥瓦�のパスコースが限られ、柳ヶ浦バックライン手前のパスに終始して厳しい。そして前半43分、柳ヶ浦右コーナー�洩臟呂留β�が正確にニアで��村上の頭に合い、1−0と先制。前半は1−0。


ハーフタイム、柳ヶ浦の修正は前からの追い方。神村学園は前進ルートがきっちりしていないチームなので、追い方がしっかりしていれば繋げなくなる。この修正で劇的に柳ヶ浦の流れになる。リードしている柳ヶ浦は2トップが無理には追わず、中盤へのパスコースの寸断を任務とする。神村学園の中盤は厳しくマークして、バックラインは引いて裏は取らせない。神村学園はハーフタイムでバックラインを三枚に修正したが、策は実らない。なぜなら神村学園のバックラインは運べないから、中盤が薄くなっただけなのだ。こうして柳ヶ浦の守備が整備されて完全にペースを握り時間が過ぎていく。柳ヶ浦は交代の必要もなく、後半アディショナルタイムに純然たる時間稼ぎの交代1回で逃げ切り1−0ながら完勝した。

高校生年代の大分県の全国制覇は初。今年度国体少年女子は準優勝だった。選手全員、そして監督も柳ヶ浦だったが、「大分県選抜」と名乗っていたような。大分県男子サッカーは全国ベスト8の回数はやたらと多くて、全国制覇できなかった理由が思い当たらず、単なる偶然、で片づけていたが。

今大会の柳ヶ浦の優勝の意義は、なんといっても大型チームということ。上手さとか、または走力が強調されがちな日本女子サッカーで、体格の重要性を前面に打ち出したチームの存在は大きい。また守備力は素晴らしかった。得点力には欠けるので、今大会は2回のスコアレスドローからのPK勝ちを経験し、きわどい勝ち上がりだったが、こういう勝ち上がりもありだ。


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T.K. [MAIL]