ぶつぶつ日記
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はっきり言おう。 テロは絶対になくならない。 アメリカは「理不尽な」テロに、今後も巻き込まれつづけるだろう。 そして、イスラム諸国との対立を深めていくだろう。 それは、アメリカが望んでいることだ。 アメリカ国民は、自国の中東政策と、心中するしかない。 その政策があくまで「正しい」と言うのなら。
想像して欲しい。 どうしてイスラエルに「パレスチナ人」が存在するのかを。 「誰もいなかった土地」にイスラエルが出来た途端、 彼らはまるでハエのように、湧き出てきた、とでも言うのだろうか? 80年、80年間もイスラエルによる圧制が続いている。 そして、この80年間、パレスチナ人にとって 状況は好転してこなかった。 むしろ、ますます悪くなるばかりだ。 その悪化の原因を、アメリカとイスラエルは全て 「パレスチナ側」の責任と言う。 じゃあ、両者はパレスチナにどうして欲しいと思っているのか。 だまって支配されつづけろと? それともだまって出て行けと言う事だろうか?
子供達は日々誰かが傷つき死んでいく現場にいる。 そして自分たちが大人になっても、 テレビで見るような「幸せ」はやってこないことを この80年間嫌と言うほど叩き込まれている。 たった20円のバス代が払えなくて大学を断念する。 出産に向かう途中の検問所の封鎖で、生まれる前に命を落とした何人もの赤ん坊。 理由もなく突然ブルトーザーで破壊される家々。 イスラエル占領下のパレスチナ人の心は荒みきっている。 家庭内暴力も絶えないという。
ナチスドイツ下のレジスタンスと、パレスチナテロと、 一体何が違うと言うのだろう。 自由を、ごく普通に生活できるだけの自由を。 自分たちの国を。 イスラエルが願ったものと、パレスチナが願っているもの、 それは全く同一のものではないか。 自分たちが望むことは許され、そして正しく、 相手が望むことすら許さない。 だれが、そんな国を支持できるのだろうか。 少なくとも、私は絶対に支持できない。
イスラエルは間違っているのだ。 絶対に。 彼らに何の恨みもないが、その「自己憐憫」と 「選民意識」にははっきり言って反吐が出る。 あなた達は絶対に「虐げられた被害者」ではない。 アメリカの力をバックにパレスチナ人を迫害している「圧制者」である そして、そのことに気が付かない限り、 イスラエルにも平和は来ない。 なぜならパレスチナ人を殲滅させることは不可能だから。 どこかを「支配」しつづけるということは、 常に攻撃されることからは逃れられない。
そしてアメリカがイスラエルばかりをかわいがるとすれば、 アメリカへの憎悪は、大きくなるばかりだろう。 そして、これからテロに巻き込まれ死んでいくのは アメリカの一般市民であり、決して大統領ではないのだ。
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