ぶつぶつ日記
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2001年12月06日(木) |
シンパシーを感じるもの、感じないもの |
今日のアル・ジャジーラのネット調査は「パレスチナ自治政府は、 ハマースなどのテロ活動に責任があるか。」みたいな内容だった。 私は思いっきり「ラー(NO)!」をクリックしたら、 結果は98%の人が「ラー」に投票していた。 このネットはアラビア語しかないので、多分見ているのも 大体がアラブ人なのだろう。 その大多数のアラブ人の意識の中に、見事に当てはまってしまう自分がいて、 思わず苦笑してしまった。 先日、同じようなアラブ馬鹿の友人と話していた時、 テロで攻撃され、そのことに深い怒りを感じ、 報復行動を支持するアメリカ人のことを、 在米の日本人のほとんどの人(インタビューされていた、と言う意味だが)が 「その気持ちを理解できる」と言うことに対して、 どうして「日本人である彼ら」がそこまで彼らの怒りなりを理解できるんだろうか? と言う話しになった。
しかし考えてみれば、パレスチナ人の子供が殺されていることに、 震えるほどの怒りを感じてしまう自分がいて、 結局は何によりシンパシーを感じるか、 そこが決定的に違っているだけなのだろうな、と言うことはわかる。 アメリカにより強い愛情を感じる人がいて、 アラブにより深い親近感を持つ私のような人間もいて、 その間でいさかいは起こしたくないなと思う。 でも、お互いに感情を持っているので、 なかなかそこまでお互いの価値観を納得することは難しい。 ただ、当事者ではないもの同士から、理解しあう重要性は 身に染みてわかっているのだけれど。
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