DiaryINDEX|past|will
2005年04月08日(金) |
C. Quartet in Residence:マスタークラス(Faure) |
昨日はとてもよく眠ることができたせいか、今日はとても気分が良い。 というか、ものがよく見える、頭がはっきりする。 ようやく久しぶりに普通の状態に戻れたような、そんな感じです。
11時頃学校に着いて、ウォームアップ兼練習。 12時すぎにマスタークラス会場で簡単なリハーサル。 1時からマスタークラス。私は3番目。聴いている間にやはり手が冷たくなっていくので、一度退出してウォームアップをもう一度。オクターヴなどの音程が気になってしまったが、今となってはある程度開きなおるしかない。(笑)
2時15分くらいかな?に私(たち)の番がやってきました。1,2楽章両方を弾く予定でいたけれど、時間が押しているので、とりあえず1楽章だけ弾くように指示をされました。冒頭はやはりなかなか難しい。すぐにその場の音響などに反応しつつ、長い山あり谷ありのフレーズを美しく、多彩なカラーをもってうたいあげるためにはやはり何度も場数を踏み、慣れていくしかないような気がする。ピアニストは2度ほど途中で手が止まってしまい、少しびっくりしましたが、そういうアクシデントも経験がないよりはあったほうがよい、と考えとにかく音楽をCarryすることに集中しました。
Recapitulationの前で「時間がないので」と演奏を止められました。まずいただけた言葉は「とてもよくできています」。とても安心しました。これまで常に問題になっていたバランスについては私はもう少しPresentな状態で弾き、ピアニストはもっと音量をコントロールすることが必要とのアドバイスをいただけました。今日もマスタークラスということなので、頂いた提案にはすぐに反応し、私はその場ですべて変化させることができました。
C Qartet内にはお二人の奏者がいるわけで、マスタークラスもお二人によって進められて行きました。ひとつ興味深かったのがビブラートについて。S氏が「ここはもっとビブラートをつかってもいいかもしれませんね」というと「No、No、Don't Encourage That」とC氏。私はどちらかというとC氏のアプローチ、音は基本的には弓でつくるもの、ビブラートは補助的なものであって、それに頼り過ぎない、という姿勢が好き。後で録音を聞いてみてもその姿勢が正しいことは明らかのように思われました。過去にもいろいろなマスタークラスやいろいろな先生からの指導を受けましたが、多くの人は何かが足りないと思うと必ずすぐに「ビブラートを」とおっしゃいます。なかには「全ての音にビブラートを」という方も。けれども、それはかなり安易な解決法のような気がします。というか、それでは解決にならないような気がします。
結局2楽章は弾けずに終わりましたが、私自身は気持ちよく演奏できましたし、よく弾けたと思いました。最後にももう一度C氏から「とてもよくできました」とのお言葉をいただけました。演奏を終え席に戻ると、私の先生が歩み寄って来てくださって、「とてもよかったですよ。昨日のレッスンでDiscussuした弓の変えもとてもスムーズでしたし、トーンもフレーズも素晴らしかった」といってくださいました。本当によかった。
マスタ−クラスの終わりにはS氏と歓談することができました。基本的には奏法についてでしたが、とくに新しい情報が入ってきたということはありませんでしたが、知っていることの確認ができよかったと思っています。歓談の途中でも私の先生が加わってきてくださって、「今日は彼女はとてもよく弾きましたよ」などと言ってくださいました。嬉しい。
|