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2005年06月03日(金) クラス内演奏:エクサープツ(シュトラウス、メンデルスゾーン、プロコフィエフ)+ベートーベン

今週はかなりの練習をしてしまっているため、疲れも溜まってきているのか、オーディション前の緊張が強く感じられています。

火曜日にオーディションを受けるオーケストラのコンサートマスターの方にレッスンをしていただけることになったのはよかったのですが、やはりオーディションの直前。その時に学んだことをできるようにしたいと思うと、かなりの練習が必要でした。フィンガリングなど、正しく演奏する上でとても助けになる情報なのですが、こういうことを直前に変更するのには骨が折れます。

今日はそれが実践的に生かせるかどうかを試すのに最良の日。けれども、ある程度の疲労の蓄積とストレスからあまり意欲がなく、筋肉もどこかかたくなっており、あまりComfortableな状態ではありませんでした。

そんな状態ならば、とにかく無理をしないこと、Forceしないこと、と思い、まずはベートーベンの協奏曲から。少しこじんまりとしているだろうな、とは思いましたが、腕のことを考えても、自分がリラックスするためにも、ある程度よいものをPresentする必要があったので、その判断は正しかったと思います。そして、シュトラウス、メンデルスゾーン、プロコフィエフを弾いてきました。プロコの「チボーの死」は私にとってはちょっと危険な香り(笑)。昨日のレッスンでは弾けるはずだったものが、少し調子が狂い始めていて、上手くいきませんでした。自分でもショックでしたし、驚いて、昨日はとにかくスロープラクティスを繰り返しました。今日は少し速く弾いてみようかとも思いましたが、今の私にとっては少しくらいゆっくりでも、きちんと止まらずに弾くことが出来た、という自信のようなものを感じるためにもUnder Speedで弾き、きちんと通すことができました。シュトラウスでは変更したフィンガリングがまだ自分のものになっていないところがありましたが、それ以外は私にしては良い出来だったと思います。先生も他の学生もとてもよかったと言ってくださって、少しほっとしました。

夕方は生徒たちを教えて、今夜はもうゆっくりすることにしました。腕の調子も心配ですし、なによりもやはり疲れていると精神的にゆとりがなくなってしまうような気がしているからです。先生にも「オーディションのためにあなたは本当によくがんばりましたね。何も心配せずにそのまま弾いていらっしゃい。」というお言葉を頂き、やるだけのことはやった、そんな気がしています。明日、あさってと無理なく練習し、いざ出陣です。(笑)


けい |MAIL

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