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2005年09月10日(土) |
予期せぬ仕事依頼の電話 |
今日も午前中から教え始め、いつもと変わらぬ一日になる予定でした。
お昼頃に電話がなり、先日オーディションを受けたオーケストラの団員の方で、オーディション準備をお手伝いしてくださった先生からメッセージが入っていました:「なるべく早く電話してください」。そのときは教えており、電話をとることができませんでしたが、生徒たちへのレッスンを終えるとすぐに先生に連絡を入れました。
「来週の土曜日空いてる?仕事があるんだけれど」。詳細を伺うと、先生の所属するオーケストラの夏のコンサートシリーズの最後の演奏会。それもクラシックのシリーズで、オールチャイコフスキープログラム。リハーサルと生徒へのレッスンが重なってしまっているところがありましたが、それは後になんとかしましょう、とすぐに「是非やらせてください」と返事をしました。オーケストラが雇っている秘書的なお仕事をするグループから確認の電話があると思うので、仕事ができることを伝えるように、リハーサルの当日運転免許証やこの国で働く権利を持っている証明を持ってくるように、リハーサル場所への地図をファックスしておきます、楽譜が欲しければライブラリアンに電話をしてとりに行くといいでしょう、電話番号は…などなど一度仕事をお引き受けすると、先生は細かいことを何度かに渡り電話で丁寧に教えてくださいました。
この夏は先生の代わりにそのオーケストラのリハーサルに一度参加させていただきましたが、本格的なお仕事ははじめてです。興奮と緊張と少しの不安が私のなかで渦巻きました。
ライブラリアンの方はたまたま私の学校のホルンの先生で顔なじみでしたので、電話もしやすく、楽譜は月曜日にオーケストラのメインオフィスにとりに行く約束をしました。先生は水曜日のリハーサルのときに初見で大丈夫でしょう、などとおっしゃっていましたが、初めてのお仕事ですし、とりあえずはとりにいっておくことにしました。
約10年前にこの国に来て、この辺りに住むようになり、このオーケストラのことを知り、演奏会に足を運び…、演奏会後楽器ケースを手に会場を去る演奏者の姿をみては、いつか私もそうできたらいいのに…と夢みていた日々が昨日のように思い出されます。
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