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2005年10月25日(火) レッスン: バッハ フーガ

午前中は練習にあてて、お昼ころに少し勇気が要りましたが例のオーケストラのコンサートマスターの方のところへお電話を入れました。木曜日にお願いしたレッスンをお断りするためです。少し残念そうにしてくださったので、心が痛んだのですが、「いつでもオープニングはあるから」「リサイタル、がんばってね」とおっしゃってくださいました。

午後3時過ぎからバッハを先生にみていただくことができました。注意事項は「楽器を鳴らすこと」それに尽きます。音楽的な表現はすでに決めてあるので、あとは音程や「すべての音を楽器が鳴った状態で奏でること」これはとても難しいことですが、先生いわく「それが私たちの仕事。いつでもどこでも」かなり納得です。私はつい弓圧が強くなりすぎ、楽器の鳴りを自ら消してしまう傾向にあるので、そのせいで左腕は痛くなりますし、無駄なエネルギーを使ってしまいます。楽器が鳴った状態でのバッハのFugueの演奏。それを獲得するにはゆっくりと練習するしかありません。自分が出している音が鳴っているかどうかをよく聞きながら、どの程度の弓圧で、どの程度の弓のスピードのときにそうなるのかを考え、腕に教え込むのです。では、金曜日のクラスでまたみんなの前で演奏するときにはゆっくりと演奏することを目標とすればよいのですか?と伺うと、2,3日あればよくなるはずですから、金曜日には普通に演奏してください。とのこと。(笑)ついつい難しく、何日もかかることのように思ってしまいましたが、先生によるとそうでもなさそうです。(笑)私は自ら目の前のハードルを高くしてしまう傾向にあるのですが、あまり難しく考えすぎないこともときには必要です。


けい |MAIL

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