初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2025年11月07日(金)
絵本「ぼくを探しに」

絵本「ぼくを探しに」(シルヴァスタイン著・
倉橋由美子訳・講談社刊)から。
児童書に分類されている本書だが、
絵本というべきだろうか、内容がとてもシンプルで、
頭が沸騰している私にとって、一息できる本である。
とても不思議な世界が表現されている。
気になった一言はいろいろあったけれど、
全編を紹介しないと、その良さが伝わらないので、
今回はタイトルの「ぼくを探しに」を・・(笑)
「何かが足りない」と自分の「かけら」を探しに行く。
やっと見つけたら、探していた頃の面白さが消えていた。
探している時の方が楽しかったことに気づいた。
だから、やっと見つけた「かけら」を手放すことに。
私のアンテナに引っかかったのは、その考え方。
失った「かけら」を見つけるために、東奔西走するよりも、
「かけら」を埋められなかったころの方が楽しかった。
「かけら」を「かけら」として追い求めるのではなく、
欠けていることを自覚し楽しみながら生きる。
ただ、それだけ。
とてもシンプルの絵と共に、表現されている作品。
「THE MISSING PIECE」は原作のタイトル。
是非、ご一読を。