よりぬき音盤。

2004年02月25日(水) マイブラ、13年ぶりのリリースは未発表曲収録レア音源集!

 4/21発売予定でタイトルは「リマスターEPS(仮)」。3000円だそうな。予約するか。粗悪なディスク○ニオン製ブートに振り回されていた時代のことを思うと、感慨深いものが。あ。そういえば「ロスト・イン・トランスレーション」も公開してますよ(←ケヴィン・シールズ楽曲提供)。
 
 風邪がひどいので、今日は愚痴る。

 あかん。売場がボロボロである。
 フロアの売り上げ、坪面積を考えると、苦戦中のわが音楽DVDコーナー。まえずみさんはゾーニングの変更と称し洋楽DVDの縮小を匂わせているし、まさゆきさんからは「絶対に死守してくれ」と遺言めいたことを言われる。まさゆきさん、すっかり引退モードである。
 二人には直接言わなかったが、音楽DVDはこれから右上がりになる感触がある(5年後には早くも次世代映像ハードが出現する、なんてのも言われてるが欧米の音楽事情を考えるとまだ今の趨勢は揺るがないのではないか。たとえばSACDなんてまだ傍流なわけで。大体そんな次世代機、誰が喜ぶのだ)。ソフトのカタログは充実してゆくだろうし、DVD付CDあるいはCD付DVDなんてのも普遍化してくるだろうし。
 そういう状況とは別の話で、コーナーをオイラひとりで維持してゆくゲリラ体制ではもう無理があるのも確か。昨年の改装以後、売り上げ増の見込まれている音楽DVDソフトだが、これまでの趣味と実験の売場つくりでは、もうここんところの新譜&旧譜再発ラッシュにはついてゆけない。
 新譜の管理。旧譜の棚管理。コメント着手。限定BOXものの在庫管理。モニター計画。イヴェント・提案コーナー等々、組織的にやっつけなければならず、接客応対しながらやれる領域ではない。ちなみにオイラのシフトでは16−23時定時までほぼ接客と入荷処理に追いまくられ、音楽コーナーの担当業務に手をつけるのはそれ以後終電間際まで。その間は趣味と実験の時間と称して残業手当は受け取っていない。
 絶えず社員や同僚から「音楽担当増やそうぜ」みたいなことを聞くが、組織的にやるのはオイラの本分ではないのよなー。
 人事よりも物事、物事よりも精神事に集中したいからこそ、今の立ち位置を選んだのだ。渋谷店の現マネージャーは元CDフロアの担当だったそうだが、とても音楽好きそうには見えないからなー。社員連中も言うに及ばず。
 人間関係やら利権やらで働きたくないしなー。
 甘ったれたことを抜かすな、と言うかもしれないが、オイラはそう言われることを承知で、フリーターというノーフューチャーな職能に従事しているのだ。会社や業界なんぞのはこれっぽちも興味などない。あるのはアーティストの作り出す力強い表現と、それが作品となって昇華された(一見プラスチック容器に収まった)芸術であり文化なのだ。
 メーカーから出資されてるから云々とか自分らの給料はお客様のお買い上げ云々とか、猫でも杓子でも金・金・金の尺度。オイラはズラかるぜ!

 縮小か。縮小はたしかにイタイな。

 本日のBGMは、
 ベン・ハーパー「ファイト・フォー・ユア・マインド」


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