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2001年09月21日(金) ■ |
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和田選手の引退決定に思う。 |
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今日、夕方のニュースで阪神の和田豊選手が今シーズン限りで引退することが伝えられた。 最初に思ったのが、「ついにこの時が来てしまったか!」。ここ2年くらいはまともな使い方をされず、今シーズンはコーチ兼任。引退は時間の問題だということは冷静な目で見たら明らかだった。しかし、私は阪神ファンである。何の根拠もなく、「和田は阪神が優勝したら引退するんや。始め(入団1年目)と最後が優勝というドラマチックなシナリオが出来上がってるんや」、そう思っていた。野村監督就任当初はマジで3年目には阪神は優勝出来ると思っていた(今思ったらその根拠のない依頼心みたいなのも多少問題だったのかもしれないとは思うが)。和田選手本人も「現役のうちにもう一度優勝したい」と話していたという。 引退はどんな選手も必ずむかえる。だからそれ自体をどうこう言わない。最後の2年ほどは「和田選手の無駄使い」的要素があったのではないかなと思う。若手を育てるために、まだまだやれる和田選手が半分干されたような状態のときはファンでない私でも辛かった。誰もが通り世代交代への道。でも、あんなに易々と道をあけてもらっては若い選手のためにもならないように思った。彼をコーチにしたがる球団の気持ちはなんとなくわかる。でも、現役選手である以上、グランド内でも彼の姿勢を選手、特に若い選手に見せるのも大事なことだったのではないだろうか。 和田選手は個性ある選手だと思った。ボールをじっくり見極めてから打つタイプだからだ。だから、「初球で振れないとダメ」という代打には向いていない。なのに、最後は代打で使われていた。一向に打てない和田選手を見て、「新手のリストラや」「不適材不適所使やな」と思ってしまった。 阪神はお世辞でも強いチームとはいえない、どこかの球団のように逸材中に逸材ばかりを集めるわけにはいかない。だからこそ、現戦力を精一杯生かし、戦っていかなければならない。それは若手もベテランも一緒だ。世代交代のために、強引にでも若手を使い、ベテランを脇においやるのであれば、せめて若手のためにベテランが出来る最大限のことを発揮出来る環境があればいいのにと思う。「和田選手の無駄使い」と前述したのは、今回の和田選手の使われ方が犠牲として機能していないと思ったからである。 これで、85年Vメンバー全員が現役を退いたことになる。10/1は巨人戦でチケットを取るのは非常に困難ではあるが、なんとか甲子園に足を運びたいと思う。 ♪男なら命かけて ボールに食らいつけ 打てよ 打てよ 和田豊 おまえの出番だぜ〜 「おつかれさまでした」の代わりに声が枯れるまで、他のファンとともに歌いたい。
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