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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2001年10月07日(日)
京都勢2校がセンバツに出場するには…


 今日、西京極球場で京都大会準決勝が行われ、平安と福知山成美が決勝戦に駒を進めた。この2校がセンバツ大会出場切符をかけて近畿大会を戦う。
 2校のチームカラーは正反対(場所も北部と南部だし)。平安は言わずと知れた名門伝統校。鍛え抜かれた堅実な守備が光る。小技も確実だ。福知山成美は新鋭発展途上校。甲子園には99年夏に出場しているのみで全国的にはまだ無名校だ。どちらかと言えば打撃中心のチーム。打って打って打ちまくる豪快野球でピッチャーを助ける。勢いを兼ね備えたチームだ。地元ファンから久しぶりの「京都勢2校センバツ出場」を期待する声も挙がるのは必至。そこで、その条件を考えてみた。
 まず明日の決勝戦で、
 1位・福知山成美
 2位・平安
 で通過すること。
 福知山成美は打撃のチーム。こう言っては何だが「打線はみずもの」。昔から言われていることは侮れない。他府県の顔ぶれを見ると経験豊富な強者そろいだ。「2勝しないと」より「1勝でいいんだ」の方が楽に決まってるし、選手もリラックスしてプレーできる。だから、近畿大会で「1勝」すればセンバツ出場が当確になる「1位」での通過が必須条件。2勝できるかもしれないが、「まずは1勝」に集中していただく。
 平安はおそらく近畿で2つは勝てる力を持っている。夏の経験者も多い。京都2位だと大阪1位や兵庫1位との対戦の可能性があるが、それでも対等にやれると思う。また最悪負けても善戦だろうし、出場への距離はそう遠くないはず。それに京都で楽勝試合が多すぎた。リスクを背負った時の底力みたいなものを見てみたいし、同校はそれでより強くなり更に成長した姿をセンバツで見せてくれると思うからだ。
 最後に、両校に。
 「近畿大会優勝はいらない」。
 ここ数年近畿大会優勝校はセンバツで活躍できていない。ジンクスなのか何なのかよくわからないけれど。だから、ベスト4や準優勝がベターかな、と。別に「手を抜け」とか言う気は更々ないけれど。