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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2001年11月11日(日)
(野球日記なのに何故か)競馬場の話


 秋の京都の名物に一つは、競馬である。
 この時期は連続して大きなレースが京都競馬場で行われ、毎回多くのファンが淀にある京都競馬場につめかける。
 
 今日はエリザベス女王杯という牝馬のレースだったが、少し前には秋華賞という三歳牝馬限定のレースが開催された。競馬をご存じない方に説明するときに使われるたとえが、「女子高生の運動会」。人間の年齢でいうと、そのあたりだそうだ。
 ところが、ここで本当に人間の運動会が行われたことがあるというから驚いた。

 今日は、練習試合観戦のため、大阪方面に出向いた。結構充実した一日だったように思う。

 お昼を挟んでもダブルヘッダー。父兄さんと一緒にコンビニおにぎりをほおばっていた。そのとき、父兄さんがこんな話をしてくださった。

 その方は京都競馬場の近くにお住まいで、お子さんが小学生のときの運動会は京都競馬場の敷地内(もしくはその付近)で行われていたそうだ。

 ところが、ある年、例年運動会が開催されていた場所が工事中(あるいは改装か)で使えなくなったしまったのだが、代わりに行われた場所が京都競馬場内だったのだ。子供達は、普段馬が走る芝生の上や障害レースのコールを走ったとのこと。

 子供曰く、「芝生が深くて走りにくかった」。

 それでも貴重な経験だと思う。
 あの馬もこの馬も走ったコースを幼い日に自分の足で踏みしめたのだから。一般人ではまず不可能な経験だ。その方のお子さんは今高校生だが、いずれ競馬を知るようになったときに、感慨深いものがあると思う。その方は、「子供より親の方が楽しかったかもしれない」と笑っていらっしゃった。私もゲートインした小学生の表情を想像して、思わず笑ってしまった。

 京都競馬場、粋な計らいをしたと思う。ギャンブル性があり、付近の住民には敬遠されがちだでと思うのだが、こういう形で地元に貢献しているとが意外と言っては失礼だが意外だった。

 そういえば、甲子園球場も西宮市の公立学校の生徒の体育イベントのために、球場を貸すのだという。西宮在住に友人に聞くと、やはり「甲子園の土」をお持ち帰りしている子はいたようで、同市出身である私の相方も時々自慢をしてくれる(汗)。

 スポーツと地域の結びつきは大事だと思う。チャリティーイベントや野球教室(前述の父兄さんのお話では、乗馬クラブもあったとか!)も大事だが、こういう地道な取り組みも評価したいし、今後も続けて欲しいと思った。

 追伸:競馬から離れて数年、スポーツ新聞の出走表を見ても、名前の知らない馬ばかりだった。馬にサイクルは早い(驚)。ボーとしていると、野球でも同じような目に遭いかねないなあ(苦笑)。