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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2001年11月19日(月)
能登の表情


 旅疲れで、ひたすら爆睡の一日。…というわけで、石川遠征追記を今日の日記とさせていただきます。

 昨日は、朝からひたすら日本海を眺めて過ごしていた。元々海は好きだ。泳いだりするより、じっと眺めていることが好きで、ドライブなどでも好んで海を選ぶ。

 昨日の日記に「海にもいろいろな表情がある」と書いたが、まさにその通りだった。

 穏やかにそよいでいる海、細かい波が次から次へと押し寄せる海、岩をくだく勢いの海…。

 川の水が海に注がれているところを見るのも、海辺に波の泡がたまっているのを見るのも初めての経験だった。

 能登の海はいろいろなものを私に見せてくれた。だから私は海を飽かず眺めていることが出来た。その表情一つ一つに様々なことを思い考えさせられた。

 どうやら私は、「いろいろ」が好きなようだ。

 野球でも、うまい子が多く集まる甲子園大会より、上手い子、そうでない子、部員のたくさんいる学校、少ない学校…。レベルの巾が広く、いろいろな事情を抱えたチームが登場する地方予選大会の方が好きだ。更に言うと、特定メンバーしか試合に出れない公式戦よりも、いろんな選手が見れる練習試合の方が好きだったりする。

 試合展開もしかり、だ。送りバントばかりの試合もつまらないが、ホームランばかりの試合もやはり見ていて飽きてしまうのだ。

 バントや足を使うチーム、ホームラン構成のチーム、単打でつなげるチーム、威勢のいいチーム、おとなしいけどひたむきに野球に取り組むチーム…。

 いろいろあって野球だと思う。みんな同じじゃつまらない。