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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2001年12月06日(木)
管理人・あるこ社会復帰記念(祈念?)!幻の「野球小僧大賞」応募作品?!


 今日、約半年ぶりに仕事をした。
 前日、真夜中に野村監督辞任のニュースが流れ、よく寝れなかった上に、慣れない作業。疲れないはずがない。

 というわけで、この機会に、昨年末私が「野球小僧大賞」に応募しようと思っていたが、土壇場で原稿をなくしたという問題作を公開させていただきます(後悔と書いた方が正解か…)。


「生活指導の先生」

 今、プロ野球界では、審判を巡って様々なトラブルが起こっています。“審判の言うことは絶対”など、どこ吹く風。一人の審判を(その技量にかかわらず)大きな図体した男たちが取り囲んで抗議している光景に、一種の“いじめ”に似た恐怖感を抱いてしまいます。さしずめ、その関係は「亭主関白な夫とそれに黙って耐える妻?」といったところでしょうか。

 さて、高校野球では、どうなのでしょう。
 多様なご意見があるでしょうが、私が思い浮かべるのは「生活指導の先生」なんです。

 その技術は、プロと近い問題をはらんでおり、私も何度となく泣かされました。“高校野球”という名のもと、選手や監督は黙っていますが、きっと心の奥にあるはずです。

 ともかく、高校野球の審判は、一歩グランドに入ったら、「生活指導の先生」なのです。

 ストライク・ボール、アウト・セーフの判定はもちろんのこと、ボークやオブストラクション(走塁妨害)などは、何故だめなのかを選手やベンチに教えています。この“教える”行為、プロではまずお目にかかれないのではないでしょうか。

 高校野球界では、ボークの基準が年々厳しくなったりで、特にそういうシーンを多く見受けました。

 あと、ベンチでヤジがきつい学校に対しては、「ケンカじゃあるまいし、言葉に気をつけなさい」と注意する審判もいます。そういえば、以前見た雑誌で、元ヤクルトの荒木大輔氏が、高校時代(早稲田実業)のことでこんなことを話していた。
「甲子園で審判にユニフォーム着こなしについて注意を受けたことがある」。
 
 服装をチェックする人種…。まさに生活指導の先生ではありませんか!

 小さな球場や観客の少ない試合では、そんな審判の“教育的指導”に注目してみてください。面白いかもしれませんよ。