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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2002年01月01日(火)
初“グランド”詣

 新年、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。


 さて、今日は東京ディズニーランドおよび千葉県上陸2日目にあたる。そこで、せっかくここまで来たのだからと、同行した友人に了承を得て、昼から市立船橋高校に向かった。

 新年早々グランド訪問かいっ!
 今日くらい野球から離れればいいのに…。そうは思ってみるものの、やっぱりダメ。ま、高校野球の原点、神聖なるグランドに初詣するというのも悪くはない。

 東京ディズニーランドの最寄駅JR「舞浜」駅より武蔵野線で西船橋駅に行き、ここで総武線に乗り換え、一駅目が市立船橋高校の最寄り駅JR「船橋」駅。所要時間は25分だったが、武蔵野線の本数が少ないため、乗り継ぎに失敗すると憂き目を見そう。

 船橋駅には詳しい地図がなく、町中にある学校の割に辿りつくまでに結構苦労した。市立船橋高校は、線路に沿った道路を道なりに歩いて10数分のところにある。駅員のおじさんは、「10分もあれば着く」と言っていたが、どう考えても無理だ。とにかくどんつきまで信じて歩きつづけるとたどり着くことが出来る。下手に方向転換をすると、迷いの基だ(経験者)。

 道のどんつき。たどりついた所は同校のグランド前。第一印象は、「狭っ」。

 とにかく、グランドが狭いのだ。周知の通り、市立船橋は野球だけではなく、サッカー(むしろこちらの方で有名か)や駅伝でも全国レベルの実績を誇っているスポーツ有名校だ。公立とはいえ、さぞ恵まれた環境で練習に励んでいることだろうと想像していたのだが…。

 グランドは、校舎と線路に挟まれた形である。線路とグランドの間には枯れた蔦らしきものが絡まった高いフェンスが立ちはだかり、ややも圧迫感がある。これが、広くないグランドを更に狭く見せる要因なのかもしれない。

 グランドのすぐ外側を歩いてみた。私の歩幅はそれほど大きくはないのだが、縦(?)は約100歩程度。横はその3〜4倍はあるように見受けた。その形状から、サッカー部は全面使ったらそうにか練習出来るだろうけど、野球部は辛そうだなあと思った。どう考えてもフリーバッティングなんて無理。

 もしかしたら校外に別のグランドを持っていたり、地元の運動公園や球場などを使っているかもしれない。そうでないと、あの環境で野球もサッカーも駅伝も全国級なんて説明がつかない。私、頭硬くなったのかな?

 線路寄り中央に野球部が使っているであろうダグアウトやスコアボード、パイプらしきもので出来た観客席などがあった。それも特別なものではなく、どこの高校でも見かけることが出来るごくありふれたものだった。裏には、緑のビニールハウスらしきものがあった。おそらくブルペンだろうと思う。

 そのダグアウトと対角線上に部室らしき2階で構成されている建物があった。元旦とあって、グランドには人影はなかったが、2階のてすり部分に野球部員のアンダーシャツが干してあった。「こんなところに干してたら凍るで」。そうは思ったものの、この時期に部活動の息づかいを感じるものに出会えたのは幸運だなと思った。目線を少し上げてみた。「祝全国高校サッカー選手権出場決定・市船」と書かれた横断幕。野球部もがんばれよ、沈黙を守るグランドに、そっと心の中で声をかけてみた。

 それにしても、ここまでイメージとかけ離れたグランドにお目にかかるのは初めてだ。今度は是非練習風景を見たいと思う。あのグランドをどういう風に使っているのか気になって仕方がない。