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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2005年11月28日(月)
体験して はじめて 身につくんだなあ


 日めくりカレンダーの“今日の言葉”。

 今日は、集合時間を間違え、現場に30分も遅れたらいけないことを体験。近くの店だったので、会社に寄らず、家から直接店に行ったのがダメだったのか。現場によって、作業開始時間が違うのだけど、今日は開始時間が早い現場だったにもかかわらず、遅い時間だと思いこんでいた。現場近くで会社から電話がかかってきて、その事実を知り、頭が真っ白に。

 店に着いて、「すみません、すみません」とひたすら低姿勢でメンバーと合流。みなは「しゃあないなあ〜。そんなこともあるわ」って感じでさらりと流してくれたのだけど、リーダーだけはキレそうな雰囲気を全身で漂わせながら、あきれた口調で言った。「あなたは、一体何を考えているのですか」。何も考えていなかったからこんなことになったんです、なんて言ったら間違いなく逆鱗に触れるので、大人しくしていた。

 ありえないよなー、こんな凡ミス。絶対それだけはしないようにって、ずっと意識して早め早めに行動をしていたのに。慣れって怖いなあ。仕事って慣れれば成長できるものだと思ってたけど、何ひとつできなかったときですらしなかったミスを、今中堅どころになってしでかしてしまうとは。慣れは時に油断を生むんだ。経験せずともわかって生きていければいいのだけど、残念ながら私は痛い目を体で覚えるタイプ。仕事をやりはじめたとき、先輩に「これはしてはいけないよ」と言われたことはたいていやってからその理由を体で覚えている。日めくりの言葉は、私にぴったりだ。

 さて。遅刻の話。昔、遠征試合を見に行ったとき、チームのバスに乗り遅れた選手を連れていくことになった。この日は、私と保護者の2人で行く予定だったところ、別の選手の保護者が「息子がバスに乗り遅れた。どうしよう」とパニックになって、同行の保護者のところに電話をかけてきたのだ。電車で5時間くらいかかる場所。車で送っていける距離ではない。パニックになるのもやむを得ない。その保護者は、間に合わなかったから行かないでおこうかと思ったらしいのだけど、同行の保護者が「私が連れていくから、行かせなさい」と説得した。私たちは事前に指定席を取っていたので、自由席の彼とは電車は別だったけど、同行の保護者は、「あの子にごはん渡してくるわ」「のども渇いているやろ」とあれこれ面倒を見ていた。最寄駅に着いて、試合会場まではタクシーを飛ばした。私と遅刻した選手は隣に座った。彼は浮かない顔をしていた。そりゃそうだろう。

 実はこの日、彼は試合に出る予定だった。でも、慌てて駆けつけたにもかかわらず、遅刻が理由なのか、結局試合には出してもらえなかった。「これも勉強」、隣で試合を見ていた同行の保護者が言った。