
|
 |
2006年01月08日(日) ■ |
 |
明日は成人の日 |
 |
私が、成人の日を迎えたのは、それがまだ1月15日だったころのこと。レンタル店で緑の振り袖を借り、母に着付けてもらい、見合い写真のようなものを撮り、母と2ショット、父と2ショット、祖母と2ショット、姉と2ショット、シロと2ショット…とアホみたいに撮影会を繰り返し、式典の会場である西京極の体育館へ向かった。
式は、はっきり言って退屈。途中でエスケープ。新成人の自覚まるでなし。中学時代の友人と振り袖撮影会。気心知れた懐かしいメンバー。はしゃぐのかな?と思い、ピースして写真に収まったら、“この晴れの舞台に何してんの?”というみんなの目線が突き刺さって痛かった。二十歳になっても、私たちは私たち。そう思っていたのは、私だけ…?
そんな友人たちとは現地でお別れ。嫌いになったからではなく、約束があったからだ。約束とは、ともきちと会うこと。大津の会場で式を済ませたともきちと、山科で待ち合わせ。鮮やかなピンク色の振り袖は、小柄で細身の彼女だから着こなせる。向かう先は、山科グラウンド…ではなく、その近くにある喫茶店。オキニの店で、東山の練習や試合観戦がてらに立ち寄り、かわいがって(?)もらっていた。そのマスターに私たちの晴れ姿を見てもらいに行ったのだ。一緒に写真を撮って、わりとあっけなく店を後にした。
喜んでくれるだろうと思ってしたことだけど、できあがった写真で見たマスターは露骨にイヤそうな顔をしていた。
成人式に、いい思い出はない。
|
|