paranoia kiss
    

拍手を下さった方が一人。
ありがとう。
書きたいことは山のようにあるけれど、
まだまだ整理できてないので、
また後日。

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君はまだ計算している。
車の燃費を計算するかのように装って。
ギャンブルの勝ち負けを。

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あの頃からすると君もあたしも変わった。
形ないものを形にできればいいのに。
壊れないようにそっと持っておきたい。
そうすれば、お互い変わらずにいられる?

悲しいかな、人は変わってゆく。
気持ちが形になればいいのに。
ぱっと見せることができたなら。
見せてもらうことができたなら。

それでも、あの瞬間に感じた
一瞬だったけど、まちがいなく存在した時間を
あたしは感覚で持ち続ける。
形にならないから、今でもそっと思い出す。

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彼女はあたしが未だ忘れることのできない、
11ヶ月を過ごしたあの土地で
何をみて、何を感じるだろう。
赤い自転車で走り抜けた日々。

花冷えの日、お城で花見をしたっけ。
寒すぎて、すぐに撤退。
新幹線の駅で、あの人を待つのが
週末恒例の行事だった。

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彼はいつも気取ってお酒を飲んでいて、
あまり好きなタイプではなかった。

そんな彼に命を救われるとは。
車でかけつけてくれなかったら、
あたしは今、ここにはいない。

そんな彼は常に何かを考えている人で、
あたしがメモ書きのようなものを
つけるようになったのも、
彼と知り合ってからだと思う。

レンアイハ ケイタイデンワノヨウナモノ

いくら自分が想ってても、
相手が圏外だったり電源が入ってないとかからない。
相手がやっと圏外を脱出すると通じ合う。

長い間、彼には気づかないフリをしていた。

命の恩人だけど、
後々にはストーカーになってしまった。
何度も店のマスターに追い出してもらったけど、
それでも、下で待ち続けていた。

オトコと帰ろうとすると、
タクシー代を手渡した。
それでも、オトコとタクシーに乗り込んだ。
車の前に立ちはだかった。

運転手さんに、車を出してください。というのが、
必死だった。

振り切ってでも、忘れたかった。
命を落としそこなった自分を。

2006年11月20日(月)



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