paranoia kiss
    

気が付けば、以前愛用していた
ジーンズがするりと入るようになっていた。

君と食べる夕飯だけが
僕の命を繋いでいると知る。

君のいない日なんて酷いものだ。

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不足しているものなど、何もない。
ただ、その存在さえあれば。

今を紡いで永遠に繋げる。

あの日よりも悲しいことは起こらない。
そう言い聞かせる。

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あの日から僕は全く違う人間になったようだ。

君の流した泪が忘れられず、
逃げ出したくてもぐっと堪える。

君をよわっちい人間だとは思わないよ。
かなり驚いたけど。

そんな業を成し遂げられたのは
今は遠く離れた地にいる君のおかげだ。

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両脇から規則的な寝息が聞こえる。
川の字になっていないけど、
規則的なそれを聞きながら
眠りに落ちた。

朝になってみれば、ただの現実だったけれど。

どうも夜という時は、僕を感傷的にさせる。
好きなんだけど、
目覚めたときのギャップに苦しむ。

2007年02月07日(水)



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