江草 乗の言いたい放題
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2025年10月09日(木) 日本語は正しく使え!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan





ヤフトピに妙な見出しがあった。

「熊襲われ死亡」

 オレは一瞬意味がわからなかったのである。記事を読むとすぐに「熊に襲われ」となっていて、被害者が熊ではなく人であることがわかる。しかし、その大切な助詞の「に」を省略することで、日本語は意味が通じなくなってしまうのである。この場合は「熊が」襲われたのか、「熊に」襲われたのかを明記しないと日本語として不十分なのである。確かに普通は「熊が人を襲う」わけだが、もしかしたらこの世には熊よりも凶暴な人間がいて、無差別に野生動物を襲いまくっていて、その凶暴な人間が熊を襲ったのかも知れないとオレは一瞬考えてしまったのである。

 「DV」というと普通は夫が妻に暴力を振るうことを想像する。だから、「DVによって死亡」という見出しなら普通は女性が被害者だと思うわけだ。しかし世の中には夫を暴力で支配している女性もいるかも知れないわけで、誤解を防ぐためにも「夫のDVによって死亡」と書くべきなのである。

 一般大衆に国語力がないということは、先日話題になった「無言の帰宅」でも同様に感じた。これは「死んでしまったから無言の帰宅」ということなんだが、「帰ってきても家族に一言の挨拶もしない人間」という意味で理解している人が多かったという。そこまで馬鹿が増えたのかとオレは呆れたのだが、悲しいかなそれが現実なのである。

 「日本沈没」とは言えるが、「日本脱出」となるとかなりヤバい。それは日本列島が地球から脱出するという意味になる。漢文で正しく「日本より脱出す」と読んでもらうためには「脱出於日本」と書かないといけないのである。それは有名なアニメのタイトルもそうで、「鬼滅の刃」ではなく「滅鬼の刃」と書かないと「鬼を滅ぼす」という意味にはならないのである。

言葉を省略しすぎると変な日本語になる。授業中にトイレに行きたくなった生徒が「先生、オシッコ」というと普通は「この(傍若無人な)生徒はトイレに行きたいんだな」と普通に理解できるが、「先生オシッコ」はあまりにも無礼である。日本語を学び始めた人がこのフレーズを聞くと「先生=オシッコ」という意味に受け取られてしまうわけで、もちろん先生はオシッコではない。もしもオレがその言葉をぶつけられたら「オレはオシッコじゃない、無礼者!」と一喝するだろう。

 言葉選びは大切だ。そして歴代の言葉を大事にしなかった総理大臣のことをオレはことごとく軽蔑している。平気で嘘を語れるような不誠実な人間は断じて総理にしてはならない。世界日報に記事を書きながら。文鮮明のことを「知らない」と言い切ったクソ高市早苗も同様だ。あんなものが首相になってよい訳がないのである。


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