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2001年12月26日(水) Singin'in the Rain |
11月からマスヤマ先生が、 『俺をかまえ。さもなくば俺をかまえ。たのむ。』 と、こうるさいので、カルバッヂョ展を鑑賞しに、東岡崎へ。 マスヤマ先生というのは、あたしの女子高時代の数学の担当の先生で、大学の数学科を出ていて、30代独身で色白で少してっぺんがハゲていて、そのくせ、指とかの毛が濃くて、友達にはあたし以外男の人しかいないという、パーフェクトな人。 「俺」と自分のことを言う男の人を、あたしは、怖いから駄目で、「僕」と自分のことを言う人ばかりが周囲にいるのだけれど、このマスヤマ先生だけは、「俺」でも怖くない。 なーんか、「俺」が似合わない人なのです。 如いていうなら、小学校高学年の男の子が、「俺」っていうかんじ。 「俺」が先行していて本体が一生懸命追いかけていっているかんじ。 んで、あたしが高校生のときは隠れ友達で、今は正式に友達。 カルバッヂョというのは、総括して言うと下記の「会話」にあるよーな人間。 宗教画が好きで果物と白い布を描くのが自分は得意ってのがわかっている人で、筆の跡が判らないえらく精密な絵を書く。 同じ展示会にその弟子(または彼から派生した人たち)の絵もあったのだけれど、カルバッヂョと比較すると、人物の顔が下手に見える。 だいたいの共通項として、印象的な赤い色があった。 出口の間際にあった、3人の男の顔の絵を並べて書いた絵画が、面白かった。 てなことを思いながら、美大生の後ろについてまわり、彼らの薀蓄を聴きつつ、マスヤマ先生と90分かけて中を歩いた。 んで。 帰り道におかーさんのおとーさんなおじーさん宅に寄ったら、130万円とルビーの指輪を押し付けられ、あげくに、遺産相続の相続表を見せられる。 あたしは、山とビル2本とマンション1本とあと不動産とお金らしい。 成人になるからって言うけれど、いらんっての。 1万円くらいまでなら、嬉しくいただけるけれど、それ以上のって、ただ気持ち悪いだけだ。 そんな赤裸々で遠回りのされるのよりも、もっと直情的に赤裸々にあたしへの好意を声に出して示してください。 それが出来ないからお金、ていうワケじゃぁないと思いたい。 マスヤマ先生を連れていったら、なんか終始、マスヤマ先生に質問をしてばっかりで、かなりげんなり。 「あのね、あたし、別にこの人と付き合っているってのじゃないのよ?ただの友達なのよ?」 何度も念を押したのだけれど。 <妻子はいるのか?離婚歴は?>とか<高校生だったコに手を出すだなんて俗悪だ。どっかおかしいのではないか?>とか。 マスヤマ先生はずーっと笑いながらお答えしていたけれど、あたしはかなり意気消沈で、せっかく楽しく今日は過ごせそうだったのにってずっと思っていた。 「友達がいっしょにいるから、近くにいるけれどムリだよ。」 って電話であたしが何度も言ったのに、 『迎えに行くから来い。おまえの祖父は俺なんだぞ。』 って何度も言い返されて、それでヤな予感しながら来たのに、どんぴしゃじゃありませんか。 帰りの電車のなかで、 「ごめんなさい。」 って何度も言おうとしたんだけれど、そのたびに気づかれて、 『いいよ。』 ってやんわりと優しく言われて遮られた。 言わせて欲しかった。 □ごはん 朝:なし 昼:天ざるそば 夜:春巻き・中華風スープ・蟹と大根のサラダ・お刺身・木苺のケーキ ■音楽・本・映画 ・「利己的な遺伝子」(R.ドーキンス・日高ほか訳) □明日の予定 ・モト中3と映画を観にいく。 ハリー・ポッターはちゃちくっても観なくちゃいけないでしょう、ていう心意気で。 あともう1本テキトーなのを観ようかなぁ、と。 ■メル ・とくになし。 美術館で携帯電源オフにしてたんだけれど、そのあと、電源をオンにするのを忘れていた。 □会話 ・マスヤマ先生:『芸術家で繊細で人殺しで行き倒れって肩書きに、絶対、食いついてくると思った。』 など、チクチクとイジメてくるので、 「うるさいですよ。」 ってずっと言い返していた。 舌たらずなもので、「る」が巻き舌になっちゃいましたけれど。 ■睡眠時間 ・5時間 27日の3時から8時まで。 |
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