ハルくんと電話で話をしてから、 そのぶつかってみたら? って言ってくれた友達(便宜上、あやさんとします)と姉御と話す機会があった。
あやさんは、凄く心強くて。
「いつでもりうちゃんの味方だからね。もっと遊んで、自分出していいんだよ。何をしても私はりうちゃんのこと受け止めるから。例え、彼のこと忘れられなくて、誰かと遊んでも、他の人を好きになっても」
こんなことを言ってくれた人は初めて。 ここには書いたけど、かぐさんにさえ言えないこともあって、 それは嫌われるんじゃないかって、人の目を気にした不安があるから。 だけど、そんなことを言ってもらって、凄く安心した。 この人ならちゃんと受け止めてくれるんじゃないかって、信頼できる。
「必要な時はいつでも言って」
そんなことも言ってくれた。 メールも、一つ一つが凄く重い、大事なことがたくさん書いてあるメールを送ってくれて。 ホント、上滑りの、慰めの言葉じゃないの。 根拠なんて何もないけど、そう信じられる。
彼女とは、学校が一緒だったとか、そういう出会いじゃなく、 今まで一定の距離があったんだけど、今回のことで一気に縮まった。
姉御には、メールのこと・電話で話したことを話したら、
「りうちゃんの気持ちも分かるけど、彼の気持ちも分かる」
と言っていた。 姉御曰く、自分が仕事に夢中になって彼と別れたから。 そして、姉御と前彼の今の関係は、私とハルくんのそれの逆で。
「嫌いになったわけじゃないんだけど、仕事の方に夢中なんだよね。全く別次元なの、私も今は恋とか考えられないから」
それは私も話を聞いて感じ取ってたから、やっぱりそうなんだって納得した。 嫌われてないっていうのは、分かったけど。
「凄く冷たかった。付き合ってた頃からは考えられないくらい」
「そうなんだよね。私も○○くん(前彼)にそうだもん。あのね、これ以上傷つけたくないの。「メールも電話も一切しないで」って言えればいいんだけど、それが出来ないからもう何もしないでって、冷たく接するしかないんだよ」
「嫌いなら、ご飯行こうとかもっと良い人がいるとか、絶対言えないよ」
それはあやさんにも言われたし、私もそう思う。 私だって、嫌いな人には嘘でも言わない。
「でも、私も絶対良い人いると思う」
姉御もそう言ってくれた。
まだ、私はハルくんからもらった言葉を咀嚼してる途中で。 だけど、今回のことで分かったことがある。 私の周りにはちゃんと人がいて。 話を聞いてくれる人がいて。 その人は、偶然いるわけじゃなくて、本当に必然。 出会いも、別れも、全部起こり得るべくして起こってるってこと。 その一つ一つに、意味が、学びがあるということ。 一度会ったきりで去った人も、 今まだ続いている人も、 途中で疎遠になってしまった人も、 好きな人も、 嫌いな人も、 何かを私に与えてくれてるということ。
その誰もが大事だということ。 その人達のお陰で今の私があるし、ここにいられるという幸せに気付いた。
ハルくんと付き合ってる間、いろんなことがあった。 幸せじゃないって思ってた。 だけど、今思うと幸せだったんだと思う。 ただ、ずーっと気付かなくて、もっと大きなものに目がいってた。
まだね、涙が出るんだけれど、それでも今は「幸せになろう」って思ってるよ。 ハルくんに、あやさんに、姉御に、他のみんなに、支えられてるけど。 自分を磨いて、良い人と一緒になって。 それで、みんなに「幸せだよ」って伝えられるように。
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