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恋する研究所*
りう
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2008年06月30日(月)
vanished talking

土、日たっぷりどっぷり彼と一緒でした。
日曜の夜ご飯まで雰囲気は良かった。
その後どうするかで彼の提案は
「古本屋に行って、その後に1週間分の缶飲料を買いに行く」
というもの。
でも、私は振り出しに戻ったバイト探しや将来について話をしたかったから、合わせずに
「話がしたい」
っていうことで、そうすることに。
彼はこういう時、相手が何を望んでいるか、ちゃんと見ててくれる。
いざ話を始めると、私にとっては耳の痛い話ばかり。
「○○して。○○しないと次に進む意味ないよ」
「自分に受け皿があれば、相手の言うこと全てを受け止めなくて済む。言われたことから選別ができるから。でも、自分に理解という受け皿がなく、考えに自信がないのなら、全て受け止めようとする」
「りうちゃんのやり方じゃその目標は絶対に達成できないから。俺のやり方を言ってるんだよ」
顔がどんどん曇って、嫌そうな顔をしているのがわかるくらい。

終いにはひょんなことから額をぶつけて、大泣き。
自業自得だけど腹が立った。(天罰?)
でも、すごく悔しかった。
100のことを彼から言われて、10しかない自分。
受け入れられない。
どこかでそのアドバイスに対して言い訳して、逃げようと、自分を正当化しようとする自分がいることが許せない。

もっと素直に、スムーズに受け入れられたらどんなに楽か。

彼はそんな時でも私のことを考えててくれて、ハンカチを渡してくれて、冷えピタまで用意してくれてた様子。
中断していた話が元に戻り、彼は「りうちゃんの気持ちも分かるよ」と。
「どう思うの?」と聞かれて、





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「そういう方向に思ったんだ」
蔑視のような、悲しみのような、シニカルなような。

「そうかもしれない」

そう一息ついたあとで、

「俺だってこんな話はしたくないよ。話すなら、今日の晩御飯のことや、土日出かけたことを話したい。でも、言わなきゃ後悔するし、サポートしたいと思ってるのに…困らせてるだけなんだな」

話したくないけど、今日はりうちゃんがそれを望んでたから。

私が望んだことで、彼は私に憎まれ役になってる。
それはこういう話をする時、常にそうだ。
受け止められない私を知りながらも、彼はサポートしたいという気持ちから次々と話を浴びせてくる。

数時間、話をして、二人ともあくびの頻度が多くなってきた頃。
「寝ようか」
って言われたけど、
「先に寝てて。まだ寝る準備が済んでないから」
そう返事をしたら、すごく顔が険しくなって、重苦しい溜息をついて。
「もうしばらくこの話はやめようよ。疲れたよ、すごく」

その瞬間、何をしていいか分からなくなって、彼の前でどうしていいかわからなくなって。
呆然とした。
でも、自分が彼を傷つけたと思って「ごめんね」と謝ったら、
「そんな言葉は聞きたくない。言うならありがとうのほうが良かった」
と。

失礼な自分。
嫌な思いをしてまで、話をしてくれた人に対して心無い態度だった。
朝も私はその空気を背負ったまま。
彼はもう切り替えていて、「応援してるから。俺を踏み台にして飛んでって」という言葉とハグをもらった。

ただ、ただ、思うのは、これを踏み台に、打開するのは、自分が足元を固める行動をするしかない。
行動することだけが、彼に報い得ること。

じゃなきゃ、この夜の話し合いは、ただお互いに気持ちや精神を磨耗しただけの経験だけになってしまう。


エンピツ