エンドロールが始まってもすぐに席を立たない方が良いですよ。エンドロールが流れて少し経つと、その後のオマケ映像みたいなのが流れるので。それを見終わってから出て行けばよいかと。
音楽がラップで、ああウィル=スミス!って思いますまず。刑務所に入ったときのあの曲とか好きだったなあ。歌っているのはやっぱりウィルなのかなあと。サントラ見ればわかるんだろうけど。
やり過ぎなスーパーヒーローの傍若無人さは目に余るものがありましたね(笑)そりゃあ周囲からクズだの迷惑だの色々言われるわけです。アルコール中毒みたいな感じだったし。 アジア系の犯罪者に向けてこんにちはと言ったのは、日本へのサービスですかあれは。それに対して、俺たちは日本人じゃねえと言い返す犯人たちもなかなかです。
大半はコメディに近いものでしたね。何事にも度を越すヒーローが世間からの波風を立てないよう、本当の意味でのヒーローになるために努力するという話でしたが。その原因が結構寂しいなあと。
それにしても、命を助けてもらったからと食事に招いて、更にはハンコックの評判を良くしようと親身になって世話をするレイのなんといい人か。助けてもらったらちゃんとお礼をしなければいけないという親の躾が良かったんだろうねえと考えてしまういい人。 だから、最後にハンコックとレイが連絡を取り合っていたことにほっとしましたね。あれで音信不通になって別れてしまっていたらハンコックがとても可哀相かと。
ハンコックの能力は結局神からのギフトというか、元々そういうものに属するモノだったというか。 力の秘密を知っていくほど本当は結構悲しい話なんだなあと思います。愛する人を助けるためには離れるしかないって、つらいものがあると思うんですけど。しかも、その人には別に夫があって、暖かい家庭を築いているとなるとねえ。
唯一の救いは、ハンコックが記憶喪失であるということだろうか。
全て思い出していたら、生涯の伴侶に新しい夫がいて、しかも世の中のためにハンコックは生きて人々を救って、とか言われたらね。結局独りであることにはかわりはないし。 それでも理解者を得たことが彼の救いなんだろうか。
堅い話はおいといて、相変わらずウィルはいい躰してるし、カーアクションは派手だし、ハリウッドだなあとしみじみする。犯罪者たちの幾つかの顔が、別の映画のどこかで観たことあるような気がするなあとは思ったけど(笑)
最後の最後の、あの「ウルヴァリンもどきが!」っていう台詞には笑えたなあ。 これ、X-MENを観た人じゃないとわかんないんじゃ…って思うけど。確かにスーツのデザインがそうだよ!って。雨雲を呼んで竜巻を起こすところなんてまさにね。アメコミの世界です。
それにしても、あの二人が離れたままだと力は保持するままで、年を取らなけりゃ死にもしないってことなわけだから、レイやアーロンが死んだ後はどうするつもりなんだろうか。これも考えちゃいけないんだろうけど。
結論。 髭を剃れる便利な爪だけど、通常の生活では不便だよなあ。
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