みのるの「野球日記」
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2001年10月13日(土) やっぱり自分の足で・・・

 私の目標であり師匠でもあるライターのM氏は、「とにかく、足でネタを稼げ。自分の足で現場に行って、掴んできたネタは、どんな理論にも勝てる」と口酸っぱく言っていた。「球場に行って生で観戦することで、テレビでは見つけることができない発見がある。選手に話しを聞くだけが取材ではない。自分の目で観戦することも、取材のひとつ。とにかく、その場にいかなければ何も起きない」

 昨日(12日)、日本シリーズの神宮球場分のチケットが発売された。発売方法は、電話予約と都内プレイガイドでの店頭販売。私は、もちろん電話予約を選んだ。「もちろん」というのは、店頭販売と聞くとすぐに「朝早く並んでの行列」が浮かんでしまうからだ。早く起きるのは大の苦手。しかも、並んでもチケットを取れる保証はない。昨年のONシリーズと違って、今年は「地味」と言われているヤクルト対近鉄。まぁ、電話予約でも大丈夫だろうと高を括っていた。
 
 「こちらはNTTです。只今お掛けになった電話は大変混み合って・・・」。発売開始から30分を経過しても、一向に繋がる気配がない。ちょっと、焦ってきた。11時前。やっとのことで繋がった。が、「予定枚数は終了致しました」。続いて20分後、別のチケットセンターに通話成功。「終了致しました」。同じガイダンスが流れていた・・・。
 12時を過ぎ、さすがにもうあきらめた。第1回の日記で書いたように、私は大の西武ファン! 近鉄vsヤクルトなんて・・・。と思いながらも、内心では「日本シリーズを生で見なくてどうする!」という思いがあった。
 8割方あきらめつつ、仕事に出た。23時過ぎに帰宅し、インターネットに接続。某掲示板でチケット情報を手に入れるためだ。掲示板を見た途端、後悔の念が襲ってきた。店頭発売では、「余裕で買えた」という書き込みが多数。しかも、20時頃でもまだ余っているという。あの電話予約の時間は何だったんだ・・・。悔しいというか、情けないというか。明日、ダメもとでも良いから、銀座のプレイガイドに行ってみよう。まだ残っていることを信じて、眠りに入った。「銀座に10時(発売開始時間)につくには、8時に起きて・・・」。時間を計算しながらウトウト・・・。

 翌朝、あまりの眠さで起きれない(いつものことだが)。目覚ましを何度消しただろうか。昨晩考えた予定の行動はどこへやら。「まぁ、正午ぐらいに銀座に行ければ」。情けないほど、意志の弱い自分・・・。
 結局、銀座のプレイガイドに着いたのは13時過ぎだった。お目当ては、24日の一塁側内野B席。店頭に張られた『チケット販売状況』には、24日のB席はまだ空いていることが記されていた。ほっと一息付き、前の男性の後ろに並ぶ。「24日のB席を2枚ください」。コラコラ! 売りきれたらどうするの! と思いハラハラ。すると、売り場のお姉さんが、『販売状況』に黒ペンで「×」を書き込んだ。それは、24日のB席が売り切れたことを意味していた。昨日今日で、これが何度目の後悔だろう。あのとき、目覚ましを消さなければ・・・。
 最後まで余っていた「24日のレフト側外野席B」を購入し、お店を出た。希望の席は買えなかったが、昨日の電話を考えれば良しとするべきか。

 それにしても、今年は売れ行きが悪いようだ(大阪ドーム分は別として)。発売1日目で完売しないのは、去年では考えられない。でも、そのおかげで手元にはチケットがあるのだが。今度、また別の機会に書こうと思うが、今年のシリーズはすごく面白いと思う。いてまえ打線対古田。古田がどんな攻めをするのかを考えるだけで、ぞくぞくする。

 電話販売で買うことができず、店頭であっさりと入手できたとき、冒頭に書いたN氏の言葉が何度も浮かんだ。
「とにかく現場に足を運べ」
 自分の情けなさを、そして現場に行く大切さを身に染みて感じた2日間だった。


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