みのるの「野球日記」
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2001年11月10日(土) 地方紙を読む楽しみ

 来週末から行なわれる明治神宮大会のデータを集めるために、横浜の図書館へ行った。調べることは、参加校の勝ち上がり方とバッテリーである。ネットで調べられるものもあるが、それだけで全てをカバーすることは出来ない。連盟のHPがある大学野球は何とかなるが、高校野球は特に難しい。各地の高野連のHPも、充実してるとは言い難い現状である。

 そこで図書館に行くと、ネットでは調べられなかった情報が手に入る。情報ソースは地方紙。私も地元の神奈川新聞を購読しているが、当然のことながら県内の情報に関しては全国一である。もちろん、神奈川の高校野球に関しても、群を抜く詳しさだ。高校だけでなく、県内の中学野球の情報も盛りだくさん。以前、私が読んでいた中学野球の記事を、友人が覗き込みながら、「中学のことまで載ってるのか」と驚いていたほどだ。

 まず図書館に着くと、関東大会で優勝した宇都宮工業の戦績を調べるために、「下野新聞」を手に取った。神奈川新聞に負けず劣らず、県内のスポーツに関しては豊富な情報量があった。高校野球栃木大会も1回戦から、大きなスペースを割き、でかでかと伝えていた。「退部か?」と噂になった、宇都宮学園の泉投手に関する記事もあり、思わずコピーをしてしまった。優勝候補の作新学院に敗れてしまったが、その豪腕ぶりは健在とのこと。

 そういえば、大学の部で一校だけ、ネットで調べられないチームがあった。中国六大学連盟に所属している徳山大学である。何とか、秋季リーグ戦の結果は調べられたのだが、バッテリーが分からなかった。そこで、地元紙の「山陽新聞」と「中国新聞」を見ると、バッテリーが掲載されていた。けれど、両紙とも高校野球については、スタメンや記事を載せ、充実させているのに、大学野球の扱いはとても少ない。地元紙がこれで良いのか・・・と思ってしまった。

 その後、北海道大会優勝の札幌日大を「北海道新聞」で、東北大会準優勝の秋田経法大付を「河北新報」で調べた。経法大付については、秋田県大会の準々決勝までのバッテリーが分からなかった。おそらく、「秋田さきがけ」を見れば分かると思うのだが・・・。

 地方紙を読んでいて嬉しいことは、下野新聞を例にとると、「長嶋監督勇退」と「宇都宮工優勝」が同じぐらいの活字の大きさで掲載されていることだ。栃木の高校野球ファンにとっては、それぐらい価値のあるニュースである。
 北海道新聞では、「札幌日大初優勝!」という記事が、一面にカラー写真入りで載っていた。高校野球好きの私にとっては、たまらなく嬉しい扱いだった。


 データを集めている最中に、何度も手を止め、高校野球の記事を読んだ。「なるほど。4番とエースは同じシニアチーム出身なのか」など、地元紙だからこそ入手できるネタが満載だった。
 図書館で、このように地方紙を読むんでいると、「地方紙のスポーツ欄だけを集めた新聞を毎日読んでみたい」と毎回のように思う。
 
 いっそのこと、思いっきり地元ネタだけを集めた「ローカル版スポーツ新聞」を、どこかで発行してくれないかな。まぁ、マニアにしか売れないだろうけど・・・。
 
 


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