時空異邦人・KYOKO 最終巻

 打ち切ったんですね。打ち切り〜・・という話は聞いていたのですが、編集者の一存ではなく、原作者自らが望んで打ち切ったのか・・・。まぁ、これじゃぁ・・ね。本人もわかっていたのね。ダメさかげんが。ボッロボロに言われていましたしね、連載中。私も好きではありません。ジャンヌの方が好き。
 ご本人はそれなりに満足して終わっているようなので・・まぁ、良いんじゃない?といった感じですか(←何様?)。ストとーリの感想はもう書いたので(りぼん掲載時に)、端折ります。

 私にとって好きなマンガ家とは「ストーリも原作者の人柄も好き」な場合と「ストーリのみ好き」という二種類あります。ご本人に会ったことはないので感じられる人柄ですが・・。それを踏まえたうえで。
種村有菜の作品は好きです。でもご本人は好きになれないかなぁ・・と思います。たぶん私は彼女にとって嫌いなタイプに人間でしょうし。ご本人に会ったことはもちろんありません。ので、私の感じている彼女の性格が正しいかどうかはわかりません。コミックスに収録されているフリートークを読むことしか出来ません。それを読む限りダメだと思います。何がダメ?ときかれると良くわからないのですが、このKYOKOの3巻に収録されているフリートークを読む限りダメだと思いました。

 ヒトツだけ謎に思う事がありました。アシスタントが10人?そんなに必要なの?!と、言うことは。主線のペン入れ以外(背景・トーン処理など)はアシさんが作業しているのでしょうか・・・?プロなら普通なのかなぁ・・・?でも、10人も必要・・・?交代だとしても常時何人がスタンバイしているんでしょうかねぇ・・謎です。やっぱり勉強することが多い作家にアシスタントさんは集まるのでしょうか・・・?とある方に言わせると「上手く見せるのが上手い人(だから実際は・・・)」らしいですね。私は背景パースとか良く分かりませんが、それでもたまに狂っているなぁ・・と思う事が。それはアシさんが描いているから・・・?
 マンガの感想・・・というよりマンガ家の感想になってしまいました(笑)。好き嫌いが真っ二つに分かれるマンガ家サンですよね、彼女。

 精神的にダメで打ち切ったとフリートークで書いていました。言い訳・・と言ってしまえば簡単なのですが、もしもこの終わり方を悔いているのなら。もしも出来るのなら、完璧な状態の時にもう1度描いてほしいですね。

2001年12月16日(日)
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