多治見にある美濃焼きの工房「幸兵衛窯」を訪ね、加藤亮太郎社長の話を聞いた。美濃は陶磁器産業に必要なものが全部揃っているがために、独自性が生まれにくく、故に九谷焼や有田焼のようなブランド力がないと言う。地元の窯業仲間もいろんな分野に多角化し、美濃焼きの代表の織部等の伝統を一人で受け継ごうとしていた。伝統文化を背負って生きる人の、背負うものの重さが見えた気がした。